「オススメ」と紹介されて、表題のインド映画「きっと、うまくいく」を観ました。
3時間弱ある超大作なのですが、もうあっという間の3時間って感じで魅入ってしまいました。
観て良かったと思ったと同時に、これからの人生をどう生きていくか深く考えさせられたので、普段映画のレビューとか書かないですが、簡単に内容紹介と感想を書こうと思います。
あまりあらすじや展開を書いてしまうと観てない人の楽しみを奪う事になりかねないので、意見・感想メインで書いています。
※レビューの一部にキャプチャ映像を挟んでますが、著作憲法の範囲内にとどめているつもりです(具体的には第三十二条)。関係各位で問題と判断した場合、ご連絡ください。
基本情報
左からファルハーン、ランチョー、ラージュー
- 制作国
- インド
- 公開年
- 2009年(インド)
- 2013年(日本)
- 主な受賞
- 第57回ナショナル・フィルム・アワード 作品賞など
- 2010 国際インド映画アカデミー賞(IIFA Awards) 作品賞など16部門独占
- 2010 フィルムフェア賞 作品賞など
- 2010 Max Stardust Awards ベスト・フィルム・オブ・ザ・イヤー賞など
- 他、多数受賞
簡単なあらすじ
舞台はインド。
動物を撮影するのが好きなファルハーン(ファラン)が、旅行のため飛行機でインドを発とうとするところから始まる。
超名門ICE工科大学を卒業してから10年弱、行方がわからなくなった自由奔放な青年ランチョーと「今会っている」という(ような)連絡を受け、奇策を打って航行中の飛行機をなんとかインドにUターンさせ、待ち合わせ場所(大学)へ行くことに。
ファルハーンは途中で友人のラージューも巻き込んで2人で待ち合わせ場所に行ったもののランチョーの姿はなく、いたのは電話をくれた自称勝ち組のチャトゥル(チャトル)のみ。
「居場所はわかってるからこれから姿を見に行くぞ、ちなみに俺は大企業の副社長で金持ちでランボルギーニが愛車だぜ」と自慢するチャトゥルの運転でランチョーに会いに行くのが現在。
なぜこのタイミングでチャトゥルがファルハーンとラージューを大学に呼びつけたのか?そして、ファルハーン、ラージュー、ランチョーの3人組が繰り広げる大学生活でのハチャメチャなエピソードがこの映画のメイン。
(ハチャメチャな大学生活の中には人生をうまく生きるための重要な本質に迫っており、制作側が主張したい部分、この映画の肝となる部分はここに集約されているといっても過言ではない。)
現在と約10年前の回想が交互に繰り返される時系列。
なお、時折流れるナレーションはファルハーン視点での言葉なので、ファルハーンが主人公かと思いきや主演はランチョーの模様。
内容紹介
中央に映っている3人(左からラージュー、ランチョー、ファルハーン)がメイン。「兄弟」という字幕の上に映っている一番手前の人は主演でもなんでもない(いわゆる「モブ」)
随所にコメディタッチなシーンがあり、ツッコミどころも用意されています。そしてそこかしこに気づきづらい、わりと重要な伏線を張っており、そしてラスト1時間は怒涛の感動的シーンの連続で思わず涙が出ました。
学生時代の回想シーンの最終盤なんて、よくわからないですが涙が止まりませんでした(僕の人生経験が薄すぎるからという説も多分に)。
今まで見た映画の中で確実にベスト3に入る映画でした。
うがった見方をすると綺麗にまとまりすぎていると感じる方もいるかも知れません。が、あまり斜に構えずに見るのが一番いいかなと思います(フィクションの世界なんで…)。
「きっと、うまくいく」が照らすインド、および世界の現実
これはあくまでフィクション映画ですが、昨今の競争社会を如実に映し出しています。
それは、写真をSNSに投稿することにすら躍起になるくらい互いに幸福感を競い合うのが大好きな僕たちの国日本だけでなく、インドでも顕著なようです。
日本や韓国よりも熾烈?なインドの超競争社会
僕たちが暮らす日本では、自国のことを学歴主義社会なんて言って、小さい頃から優劣をつけて必要以上に競わされていると思いがちですが、どうもインドはその比でないくらいの競争社会であるということをこの映画から知らされます。
入学したての学生に学長が毎年のように言うもんだから、大学内で小銭稼ぎする青年も丸暗記してしまったセリフ
舞台となっているICE工科大学は、志望者40万人に対し合格者はわずか200人…倍率2000倍です。ちょっとコレ盛り過ぎなんじゃないですかね?(笑)
「人生は競争」、「人生は殺し合いだ」…このような発言が序盤から飛び出す、インドは修羅の国なのか?
カッコウの習性(他の鳥の巣に卵を生み、生まれたヒナは他の卵を巣から落とす)まで用いて競争社会を説く学長
生まれた瞬間に職業が決められる国
日本では職業を(一応)自分で選択することができ、その職業に就くために自分で進路を選びます。
どうもインドでは、父が生まれたての赤ん坊に「お前は○○になれ」というような形で、進路および人生を決める風習があるようです(今はどうか…)。
その結果、動物が好きで本当はカメラマンになりたいと思っているファルハーンは工科大学を受験するハメになっています。とはいえ、超難関大に入学できてるんだから、相当優秀だと思いますが。
「学生が90分に1人自殺する」
「学生が90分に1人自殺する」…これはあくまで映画上での役者のセリフでしかなく、それが真実なのかどうか検索しても出てこなかったのですが、2014年における国別自殺者数ではインドがダントツで世界一です。
その数、年間25万人強(2014年)。
この手の話題ではなにかと注目されている(?)韓国ですら年間2万弱(2014年)です。ちなみに日本は3万人弱(2014年)です。
人口比だとインドより日本の方がひどいかもしれませんが…
インド=ダルシム=ヨガ=歌って踊って人生をワイワイと謳歌しているお国と勝手に思っていた僕にとっては、なにかと衝撃なデータでした。
とはいえカースト制度がいまだにはびこっているとも聞きますし、その辺も自殺者数世界一に拍車をかけているのかもしれませんね。
「成功するから優秀」なのか、「優秀だから成功する」のか
この映画における命題はまさにコレです。
タマゴが先かニワトリが先かに似た問題ですが、この「成功→優秀」か「優秀→成功」は現代でも何かと議論の対象になることが多いですよね。
手前がランチョー、後ろでニヤついてるのがファルハーン。
ランチョーはこう言ってますが、彼のセリフは真理でしょうか?それともキレイゴトでしょうか?
ちなみにこのセリフを言われた側のチャトゥルは「(優秀なら成功は付いてくるという考えは)現実社会では通用しない」と返しています。
そして、チャトゥルは成功を追う世界を、ランチョーは優秀であることを目指す世界を生きることとなります。ファルハーンとラージューはどう考えてるかは今ひとつ見えませんが、どちらかというとチャトゥル寄りだろうと思います(少なくともこの時点では)。
きっと、うまくいく-All is Well という言葉は世界を救うか?
昨今、見えない・分かりようのない未来に対する過度な不安によって、人々がそれぞれの最大限の力を出せずにいるのでは?と漠然と感じます。
それはまるで、「ノストラダムスの大予言いわく、もうすぐ地球は滅びるらしいからもう適当に過ごすわ」という過ぎ去ったネタを継続しているような、そんな空気感です。
“All is Well”(きっと、うまくいく)という考え方は、誰も知りえない未来に対して、悲観するくらいならうまくいくと考えたほうが得という発想によるものです。一見何の根拠もないようで理にかなった考え方だなと思います。
そういうのって意外と思えないんですよね。失敗したらどうするか、多分失敗するだろうと考えたほうが、実際に失敗した時に「ほら失敗した、予想通りだ」となってダメージを軽減できる(と錯覚する)からです。
ラージューはランチョーのこの考えに対し「そんなことで困難は去るのか?」と問います。その答えが↓
「Aal Izz Wellと唱えるだけで困難は去るのか?」という問に対して
不安を抱えながら何かに挑戦するのと、不安を無視(開放)した状態で何かに挑戦するのとどっちがうまくいくと思いますか?
失敗したらどう行動するかを考えるのと、失敗したらどうしようと思うのかはまったく別物です。後者の考えは生きていく上で全く必要のない余計な概念だ…といつ腹落ちしたかは分かりませんが(普通生きてて身につくもんじゃないですよね)、ランチョーは完全にこの「不安=不要」という考えを人生の真理として生きているようです。
そうと分かれば不安なんて放り捨てて、あなたも今この瞬間からAll is Well教にならって生きてみませんか?(笑)
※映画中では方言で「Aal Izz Well」(アールイズウェル)という発音しているようです(Wikipedia情報)。
余談集
チャトゥルの愛車はボルボ・XC90
序盤でランボルギーニがどうこう言ってた気がするチャトゥルさんですが、3人で移動しているときの車はボルボのXC90です。
ボルボのSUVのフラッグシップで、世にある3列シート車の中でも3列目の強度(安全設計)がしっかり設計されていることも有名な、まさに「安全のボルボ」。
僕はセダン・クーペ派の人間でして、SUVにはあまり食指が動かないほうなのですが、この映画で動いているXC90を見てるとSUVもいいなと思ってしまいました。最近のVOLVOのデザインは相対的に見ても明らかにいいですしね!(と僕は思ってますが…)。
砂をかぶって汚れていてもカッコいい
最近近所でもボルボユーザーが増えてるんですよね(完全に余談)^^;
日本と同じ
インドも日本と同じで、ドライバーが右座席の左側通行だったんですね。知りませんでした。
よくよく考えたらイギリス植民地でしたし、イギリスが左側通行であることを考えたらある意味納得ですね。
「一方ロシアは鉛筆を使った」に対する返しが
かの有名なコピペでNASAが開発した宇宙で使えるボールペンの話がありますが(下記)、それと似たような話が登場します。
学長が右手に持っているペンが例の「宇宙でも使えるボールペン」
アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。
これではボールペンを持って行っても役に立たない。NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!
一方ロシアは鉛筆を使った。
「鉛筆を何故使わないのか?」というランチョーからの質問にこのときは答えられなかった学長でしたが、終盤の重要なシーンでこの質問(鉛筆を使用しない理由)に回答します。
ググればすぐ答えが出てきますが、せっかくなので伏せます(この答えを話すシーンが割と感動的に見えるシーンだったので)。
※なお、実際は開発に120億ドルもかかってないし、ロシア(ソ連)もボールペン(スペースペン)を使っている模様
申し訳程度の恋愛要素
人生観をテーマにした内容でほんの少し仏教的思考(?)が見受けられ、お硬い雰囲気もありますが、恋愛要素も混じっています。
この肩に顎を載せているシーンが個人的にグッときた(恋愛映画見なさすぎ?^^;)
日本語吹き替え版だとどう訳しているか気になるフレーズ、吹き替えはオブラートに包む傾向があるから…(コマ●ドーは別格)
やっぱり踊るんですね…
インド映画は展開を無視していきなり踊りが始まる(そして映画館が宴会場と化す)というのは聞いてました。
ただ今回の話の展開的に、ラスト(エンドロール)だとか劇中のショー的なシーンでダンスかなと思ったのですが、何の脈略もなく唐突に始まりました。
まさにTHEインド映画(ボリウッド)。
みんなで踊って楽しそうだが、このダンス後の話の再開シーンが…?
総評
控えめに言ってもすばらしい映画。見てないなら絶対見るべきだと思う。
見た人と内容や人生観について語り合いたいと思う、そんな映画です。
- 挑戦したいことがあるが踏ん切りがつかない
- 漠然と人生がつまらないと感じ始めている
- もう自分の人生好転しなさそうだし諦めてますけどなにか?
…もしあなたがそんなことを感じているのであれば特に見てほしいと思う作品です。
おまけ:「最高の人生」をどう演出し、どう生きるか
ここも感想の一部で、記事のタイトルにもある「最高の人生の送り方」は以下で主張していますが、やや自分語りが多いのでレビューと分けました^^;
時間に余裕のあるお方だけお読みください。
学問をなぜ学び、そしてどう活かすか
ところどころ、ランチョーの工学(科学全般)の知識とひらめきが活きるようなシーンが出てきます。
問題を解決するために道具を寄せ集めて即席で機械を開発したりするシーンは、学んだ知識を応用して現実で活かす、まさに学問のあるべき姿を体現していると思います。
僕は15歳で将来の方向性をなんとなく決めて工学系の学校に入学し、大学院を終了する24歳まで工学系をメインとした学問に励んだ過去があります。
…が、正直言ってあの頃学んだことは現在にほとんど活かされてないし、活かせてないという思いがふつふつと湧き上がってしまいました(映画見る前から自覚はありましたが…)。
所詮僕も、この映画上で出てくる大半の学生と一緒で、学問とは
いい点をとる(勉強ができると証明する)ためのモノで
いい順位をとる(他の学生よりも優位性を示す)ためのモノで
就職する(目先の成功を得る)ためのモノ
でしかなかったわけです。
それが私たちのリアル?
日常でこういう話になると、「まあ、所詮学問なんて一部の研究者除いたらそんなもん(自分をよく見せるため、自分の出世のために「利用する」もの)やって」という、フォローになっているのかいないのか、そういう言葉をかけてくれる人もいます。
でも、学生時代(特に大学院生時代)の僕は、「一度きりの人生、もっと誰もやったことのないことを(学問で学んだ知識を駆使して)やってみたい」という思いはありました(今も多少は…)。
しかし…それができるのはごく一部の限られた非凡な才能と、努力を努力と思わない常人とは思考そのものが違う人だけなんですよね。
「一度きりの人生」をどう生きたいか
他人(や会社)から強いられたことをやらされて生きるか、人生の途中でやりたいと思ったことをやって生きるか。
僕は30歳が見えてくる1年前に会社を辞め、フリーランスの世界で生きています。それが正解だったかどうかは現時点ではわかりません。
学生時代から漠然と「独立・起業したい」という思いがあって、29歳の時に実行に移したわけですが、現状輝かしい未来は見えず、独立どころか実家に帰省(寄生?)して仕事っぽいことをしてる日々を送っています。それでもどうにかやっていけてるのだからある意味僕はツイているのかもしれない。
まだ僕には一生を懸けてコレをしたいというモノに出会えてないのだろうという感じがあります。
…いや、もしかしたら一生をかけてやりたいことなんていうものがないのかもしれない、そんなことを思うこともあります。
もともと才能があったファルハーンとランチョー
映画におけるファルハーンやランチョーは明確にやりたいことがあり、そしてそれに対して目を見張る才能がありました。
彼らは自分がやりたいことをやろうとして、最終的にはうまくいっています(厳密には「うまくいってるように見える」)。
しかし、言ってしまえば彼らは(冨などとは別の意味で)恵まれていると思います。それはなぜかというと、彼らは人生を懸けてやりたいことが明確にあるからです。
人生を懸けてやりたい明確なことがあるというのは本当に羨ましいです。僕には未だにソレが見当たりませんからね。
世の中の人みんなが自分がしたいことを選択し、自分がしたいことをやって、そして成功を収めるなんてことはできるものではない…これは否定しようのない現実です。
それを真に受けた上で全力で頑張って結果を残したのが、自称勝ち組のチャトゥルです。彼の一挙手一投足はやや滑稽に見えるかもしれません。…しかし、その滑稽さを現実世界で真顔で演じているのは、他の誰でもない私たちです。
特にランチョーは上位1%の男
ランチョーはインドの中でかなり上流の家庭環境の中で育ち(いろいろ訳ありではあるが…詳細はネタバレにつながるので割愛)、そして工学や科学に対する情熱だけでなく、学問を吸収できるだけの頭の良さも段違いという設定でした。
ランチョー家の月収、単位はルピー
ファルハーン家の月収、平均よりは低いが、おそらくインドの大半の家庭を暗示している
ラージュー家の月収、貧困の中の貧困(そのためラージューの存在は家族にとって唯一の希望)
みんながランチョーくらい頭の切れて、かつ好きなことをやれるだけの環境があればいいですが、そんなことはありえません。
ランチョーみたいに好きなことをやって、気がついたら世間一般でいう成功という位置にたどり着けることは現実上稀です。
理由は簡単です…そこに辿り着く前に資産、モチベーション、そして寿命など…いろいろなものが失われていくからです。
ランチョーの考え方は、世界の究極の理想だとは思う
この世の全国民が自分がしたいことを探し、出会い、そしてそれだけに没頭できるような人生を送れたら、世界はより豊かに、誰もが幸福でそして誰も自殺するような人は現れない理想的な世界が創造されることだろう…とは思います。
所詮それはフィクションの世界だけでしか描かれない夢物語なんでしょうか?
相対的幸福を捨てて、絶対的幸福の世界で生きる
記事の序盤で「写真をSNSに投稿することにすら躍起になるくらい競争するのが大好きな人」をやや煽るような書き方をしましたが、彼ら(彼女ら)は概ね相対的幸福の世界で生きている…と僕は考えます。
- 「●●より自分のほうが高偏差値の大学を出ているから自分の方が優秀な人間(だから幸せ)」
- 「△△さんよりアタシのほうがカレシの年収が高い、だから幸せ」
- 「今日はスタバでコーヒー飲みながらiPadを使って動画鑑賞…実に優雅だ、今日は誰よりも充実した1日を送れた、さぞかしみんなはボクのことを羨み、尊敬するだろう(だから幸せ)」
…というように、他人より自分のほうが相対的に見て幸福かどうかを判断することで自身の幸福を測っています。 ※やや誇張表現をしています、不快に感じた方はスミマセン
映画におけるチャトゥルやファルハーンの父、学長と学長の娘ピアの婚約相手もその傾向が見えます。
でも、この相対的幸福で満たされるのは理論上1人だけです。相対的幸福の世界で最もカネ、名誉その他もろもろを手にした人だけが幸福感だけで満たされます。1人以外は全員敗者、胸の何処かにそこしれぬ不安や不満、嫉妬などのネガティブな感情が渦巻いた中で生きることになります。
なぜかというと、自分より上の人を見た瞬間に自分は不幸だと感じ、さっきまでの幸福は嘘だったかのように崩れ去っていくからです(典型例が、ブータン国民の国民総幸福量の急落。「ネットの普及」によって他を知ってしまったのが発端と言われている)。
絶対的幸福の中で生きるランチョー
その点ランチョーは、絶対的幸福の世界で生きています。
絶対的幸福は早い話、自己ベストを更新する度に幸福感で満たされます。他人の成否は関係ありません。
仮に何らかの要因(最もよくあるパターンは「加齢」)で自己ベストを満たせない環境に陥ったとしても、全力を出し切ったかどうかが指標になるため、ベストを尽くし続ける限り幸福に満たされます。
ランチョーが話す優秀であるかという言葉は、全力を出しているか(努力し続けているか)というような意味も含まれていると考えています。
成功を追うのではなく、優秀であることに重きをおいたランチョーの考え・人生観は、絶対的幸福の世界だなと観てて思いました。
失敗の定義なんて変えてしまえばいい
「All is Wellと唱えてても失敗(または敗北)したらどうする(思う)のか?」という方もいるかと思いますが、その質問に対する答えは割とシンプルです。
それは、今、この瞬間から失敗(敗北)の定義を変えればいいだけのことです。
失敗や敗北の定義を途中で諦めるということとか最後までやりぬくと決めた勝負を降りてしまうことという定義に変えれば、失敗は失敗ではありません(ネガティブな事象ではなくなる)。
「言葉の綾でしかない」かもしれませんが、最終的に成功するためにはこのような思考法が重要なんだろうと思います(でもコレが難しい!)
うまくいかなかったから失敗、勝負に負けたから失敗…という観念は日常生活で手に入ってしまう当然の観念で、完全否定するつもりはありません。誰しもがそう思っています。
しかし、失敗に対してどう思うかは人それぞれです。失敗という言葉に敗北という意味を浮かべる人もいれば成功への過程と定義している人も少なからずいます。
そもそも…失敗せずに最後まで成功し続けるなんて無理ですからね。誰しもが通る道が失敗で、最後にたどり着くのが成功ですから。
「失敗」は100%ネガティブなワードではないと思えるようになれればしめたものです。
なんでもかんでも「All is Well」で済ましゃいいってもんでもない?
とはいえ、うまくいくためには準備や努力は不可欠です。
なんの努力もなしに、予定通り現れた問題に直面したときに胸に手を当てて「All is Well, All is Well…」と言ってても、それは無意味だと思います。
やるべき努力をしつくした人の最後の拠り所が「All is Well」なのでは?と思っています。
※唐突なアクシデントに対してなら、深く考えずに「All is Well」でいいのかもしれません。
【最安:無料!】きっと、うまくいくを観る方法
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方法1:U-NEXTで観る(料金:無料~)
引用元:U-NEXT公式サイト
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U-NEXTは、映画・ドラマ・アニメなど大量の動画や本が見放題・読み放題のサイトです。
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無料期間後の月額料金は1,990円ですが(※ただ有料動画1200円分のポイントがもらえるので実質790円!)、無料期間内に退会すれば1円も支払わなくて済むので、是非お試しください。
きっと、うまくいくの配信期限がどうやら2020年3月31日までっぽいので、お早めに!
方法2:Amazonプライムで観る(料金:無料~)
引用元:Amazon prime videoより
もし既にAmazonプライム会員なら追加料金不要で観ることができます!
Amazonプライム会員じゃない方でも、30日間無料体験できるので、これを機にAmazonプライム会員を試すのもアリですよ。
Amazonプライムは、送料が無料になるだけじゃなくて、こういう映画系の動画も大量に観ることができて月額500円でいいっていうのがすごいですよね…
この評価の高さ…!サクラを疑うレベル^^;
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方法3:DMMでDVDをレンタルして観る(料金:無料~)
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もし一度も宅配レンタル会員になったことがなければ、1ヶ月間無料で最大8枚までCDやDVDを借りることができます。
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DMMレンタルでは豪華声優陣による日本語吹替版もあります
方法4:DMM動画のストリーミングで観る(料金:330円)
引用元:DVD動画より
DMM動画のストリーミングで「きっと、うまくいく」を観るなら、330円で視聴可能です(視聴期限:3日間)。
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さいごに
さて、「きっと、うまくいく」のレビューと見せかけた駄文になってしまいました。
どのあたりがどう面白いかを説明すると何かとネタバレになってしまうので、是非一度ご覧ください。
僕はまた近日中に見ようかなと思っています。
では~