前回自動車保険見積もりのインズウェブで現在の保険より安いか同等の保険会社を5社引き出すことに成功しました。
ただ、見積もり結果の契約内容に細かい差があったので、その差を詰めた上で金額と内容を確認して契約を決めることにしました。
本記事ではその一部始終をざっくりと紹介します。
Audi A4ユーザーだけならず、自動車保険の更新が近い多くの方に参考になれば幸いです。
前回のおさらい
引用元:自動車保険見積もりのインズウェブ公式サイトより
- インズウェブの一斉見積もりで、現在と同等の内容で安くなりそうな保険会社を検索(無料)
- 見積もり(約5分)の結果、乗り換え候補として5社提案される:
- 三井ダイレクト損害保険
- イーデザイン損保
- アクサダイレクト
- おとなの自動車保険
- チューリッヒ損保
- 車両保険一般だと最大4万弱、車両保険限定でも1万弱安い会社があることが判明
- とりあえず乗り換えることはほぼ確定
⇒今回は見積もりで出た候補会社の中から1社を選定する作業を行いました。
主な契約内容
今回の契約内容はだいたい以下のような感じにしようと思ってます:
運転者 | 本人限定 |
---|---|
運転者年齢 | 30歳以上 ※自身の適用内で最高にする |
人身傷害保険 | 2億円(搭乗中のみ) |
対人対物補償 | 無制限 |
車両保険 | 車対車+限定A |
車両保険金額 | 125万 ※掛けられる最高に設定 |
車両保険免責 | 10万-10万 ※1回目10万、2回目以降も10万 |
⇒その他細かいところは省略しますが、見積もりにおいて基本揃えてます。
対人対物の補償額は無制限でなく2億に下げたりすることもできますが、下げても値段変わらない場合もあるんですよね。
ならもう無制限でいいかということで無制限にしています。
車両保険に関しては、今(限定)とほぼ同等の値段で一般に変えることも可能ということが一斉見積もりで分かったのですが、まあ限定でいいかということにしました。
個人的に重視している内容について
何を基準にすれば迷うのが保険見積もりですが、個人的に契約に際して「ここの項目は意識している」というところを紹介します。
車両保険金額
契約内容について細かくいじるところがあるとしたら車両保険金額じゃないかなと思ってます。
過去バイクに乗ってる時に追突されて、バイクが全損になる事故を経験したことがあり(過失責任は相手10自分0の事故)、その経験から
「車両保険額は付けられるだけ高く付けておいたほうがいい」
と感じたためです。
基本5万円単位で上げ下げできますが、5万上げたところでそれほどベラボウに高くなるわけでもないので、個人的にはいつも最大額で契約しています。
車両保険免責金額
もう1つが保険を適用する時に関わる車両保険の免責金額です。
人によっては0万-5万とか0万-10万がいいと思っている方もいらっしゃると思いますが、僕は10万-10万(1回目から10万円)を希望しています。
別に「自分は事故なんてやらかさないからw」と思ってるわけではなく、単に戒めの意味を込めてという感じ(「保険が下りるにしても10万は自腹やぞ」という警告)です。
細かく保険契約内容を詰めた結果と感想
一斉見積もり結果では車両保険金額などで会社ごとに多少ズレがあったので、そのあたりの細かい部分を詰めた上で見積り金額を算出、比較しました。
なお、この作業の前の時点で見積もり額的に不利な三井ダイレクトとおとなの自動車保険は除外しています。
残った以下の4社について見積もりを実施しました:
- SBI損保(現在契約中)
- アクサダイレクト
- イーデザイン損保
- チューリッヒ損保
SBI損保:現在契約中、昔は相対的に安かったハズだけど…
SBI損保の見積もり結果。右(前年同様条件)が車両保険125万円、左(オススメプラン)が車両保険130万円時の見積額。中央は車両保険が一般など充実の契約内容でお高め。
現在契約中のSBI損保です。
車両保険125万で年間39,220円という額になり、この額が一応ターゲット費用です。
車両保険の最大は130万円で、125万円の場合の費用と比べて100円しか変わらないので、契約するとしたら130万のほうがおトク感はあります。
SBI損保で個人的に問題と思う部分が運転者の年齢の区切りで、一番高く設定しても「26歳以上」となっています。
他社は30歳以上が最高となっており、これのせいで値段が高く付いているんじゃないか?と思ってます。
要は自分に合ってないということですね(26歳だったら理想かもしれませんが…)。
アクサダイレクト:安さならココが一番の模様
アクサダイレクトの見積結果。圧倒的な安さが魅力。左は車両保険を最安(85万円)にした際の額で、更に安くなっている。
次に見積もりで一番安い費用を提示してくれたアクサダイレクトをチェックしました。
SBI損保と遜色ない条件で5000円近く安い34,790円となりました。
それでいてレッカーサービスなどが無料で付いているのは非常におトクです(AXAプレミアムロードサービス)。
自分の条件なら、安さで選ぶならアクサダイレクトということになりそうです。
イーデザイン損保:車両保険を高めに付けられて弁護士特約が強制ON
イーデザイン損保の見積もり結果。左(プランA)が車両保険125万円、中央(プランB)が車両保険140万円時の見積額。車両保険額を上げてもそれほど変わらないことが伺える結果に。
イーデザイン損保は、同条件だとSBIよりは安いけどアクサよりは高い36,680円(車両保険125万)という額になりました。
アクサダイレクトより高い最大の理由と考えられるのは、弁護士費用の特約が無条件で付与されているからと考えられます。
もらい事故で過失0なのに、言いくるめられて5-5になったりするリスクを防ぐのが目的だと考えられます。
そういえばCMでも最近真島さん(演:織田裕二さん)が机をたたきながら
「3分の1がもらい事故なんだお!」
とかおっしゃってたのを見ました^^;
イーデザイン損保は、Audi A4(2009年)の車両保険金額が最大140万円まで付けられるようで、今回見積もった保険会社の中では最大です。
A4を一番高く評価している保険会社ということでしょうか。
車両保険額125万と140万で年間費用が260円しか変わらないので、イーデザイン損保と契約するなら車両保険140万のほうがおトク感があります。
チューリッヒ:今回は縁なしか
チューリッヒ損保の見積もり結果。免責が5万-10万でもSBI損保を下回る額という点は魅力。ただしロードサービスが有料。
チューリッヒの自動車保険は年間費用38,690円とSBI損保より少し安いものの、アクサダイレクト・イーデザイン損保よりも高く、以下の理由もあり残念ながら今回の条件ではあまり魅力は感じませんでした:
- 本人限定でなく本人・配偶者
- 車両保険の最大が120万
- 他社では無料のロードサービス(レッカー系)がオプションで有料
- 免責が10-10じゃなく5-10(変更不可)
⇒それでいて年間費用はアクサダイレクト、イーデザイン損保に劣る(SBIよりは安いが…)
ということで、見積もった時点で終了です。
候補の絞り込み→そしてほぼ確定へ
契約候補4社について細かく詰めた結果を表にまとめると↓のような感じになりました:
会社名称 | 見積額 | 備考 |
---|---|---|
SBI損保 | 39,220円 | ・車両保険130万の場合39,320円 |
アクサダイレクト | 34,790円 | ・配偶者も運転者対象 |
イーデザイン損保 | 36,680円 | ・車両保険140万の場合36,940円 ・弁護士費用特約(300万円分)付与 |
チューリッヒ損保 | 38,690円 | ・車両保険120万の金額 ・免責が5-10 |
そして、最終候補を2つに絞りました!
- アクサダイレクト
- イーデザイン損保(車両保険140万円)
約2,150円加算されますが、弁護士費用の特約がつくのと車両保険額が15万高く付けられる点をどう評価するかがポイントって感じです。
安さならアクサダイレクトですが、イーデザイン損保にしようかなと今は思ってます。
車両保険の最大額が一番高い点と、弁護士費用の特約がついてるのが急に魅力に感じてきたのが理由です。
CMの力(もらい事故うんぬんの件)は偉大だ…^^;
さいごに
あとは契約するだけです。インズウェブで見積もるべき保険会社の候補が絞れたおかげで、無駄に全社見積もることなく作業が終えられました。
「今の自動車保険ってもしかして高いかも……?」と思った方は、一度一斉見積もりを行ってみることをオススメします!
かなりの確率で安く+自分の理想の契約内容にできると思いますよ。
まだ契約満了まで余裕がある方は、しばらくお待ち下さい……
追記(2019/8/5):契約しました!
イーデザイン損保と契約しました!個人的には大満足です。
いやー、もっと早く見積もっておけばもうちょっとトクできたような気がするだけに残念……^^;
追記(2021/8/2):今年も一斉見積もりしました!
見積中の様子……
2020年については書いてなかったのですが、同様に見積もった結果……イーデザイン損保からSBI損保に返り咲くという結果になりました(根拠:安かった^^;)
時間の流れは早いものでもう2021年夏を迎え、早速今年も見積もり(作業時間:1分)をインズウェブで行った結果……
社名 | 車両保険 | |
---|---|---|
なし | あり※1 | |
Z社 | 19,230円 | 33,800円 |
A社 | 23,620円 | 39,370円 |
O社 | 25,260円 | 36,700円 |
E社 | 24,670円 | 39,700円 |
M社 | 28,940円 | 39,310円 |
S社※2 | 26,300円 | 38,410円 |
※1:「車両対車両+A」の条件で、各サイト(各社からデータ入力済み状態のURLが届きます)でほぼ同等の条件にして見積もった額です
※2:該当の保険会社のサイトで見積もった結果で、インズウェブの見積もり結果ではありません(現在契約中の会社は見積もらないため)
またしてもほぼ同じ条件なのに値段が各社ごとで変わるという結果に。
Z社(ロゴ出てますが^^;)の公式サイトで車両保険をつけたり細かい条件を詰めたりする作業中……
いろいろと条件を詰めていくなど検討した結果、今回はZ社に乗り換えること決定しました(初契約、最大の理由:安かった^^;)
保険額は乗っている車や等級によって変わるので、あなたも是非一度見積もってみることをおすすめします!
事故を頻繁に起こす方は0-0にすべきかと思いますが、確率論的には10-10が最適解なんじゃないかなと思ってます。