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【人体実験?】ダーツ8時間(ほぼ)ノンストップで投げ続けてみた(感想、成果など)

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プロの方ならこの程度の練習量は当たり前かもしれませんが、やったことないので試しにやってみましたみたいな記事です。

強いて特色を挙げるとすれば……全部1人プレイかつ(ほぼ)ノンストップ8時間プレイという縛りつきという点です。

  1. 実験のきっかけ(背景)
    1. ブランクを感じたので埋めたかった
    2. 安い店があった(笑)
  2. 実験内容と確かめたいこと
    1. 実験内容(方法)
    2. 確認事項1:8時間(オール単独)練習で、どれくらいのゲーム数がこなせるのか?
    3. 確認事項2:長時間練習による成果の是非と所感
    4. 確認事項3:長時間練習による体の具合の変化
    5. 【参考】筆者の実力(スキル、レーティング)
  3. 【レポート】当日の時間経過ごとの感想や調子の変化
    1. 実験を始める前の当日の話
    2. スタート直後:アップ(カウントアップ×10)
    3. スタートから30分:クリケ、ゼロワンへ移行
    4. スタートから150分(2.5時間):調子が落ち始める→軽食
    5. スタートから240分(4時間):この日のピークを迎え始める
    6. スタートから330分(5.5時間):この日2度目の乱調
    7. スタートから390分(6.5時間):グリップを少し修正する
    8. スタートから420分(7時間):終了が近づきだし、焦り始める
    9. スタートから450分(7.5時間):なんか刺さらなくなり始める
    10. スタートから475分(約7.95時間):カウントアップ50回目をプレイし、終了
  4. 実験結果
    1. プレイゲーム数と推定スロー本数
  5. 感想(ココがメイン)
    1. 不調になる→解決するの流れを数回経験できる⇒スキル飛躍の可能性?
    2. 「不調になる」ことが上達へのカギ?それを複数回経験できる(可能性が高い)長時間プレイは有効な練習スタイルか
    3. 肘が痛くならなかった→今のフォームが合ってる?
  6. 結言(個人の主観です)
    1. やる価値ある?→ありそう|圧倒的練習「量」をこなせる
    2. 余談
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実験のきっかけ(背景)

ブランクを感じたので埋めたかった

しばらくダーツ報告記事が途絶えていましたが、完全に止めていたわけではありません。(最後の記事は7月末の月報記事っぽいですね……)

【月報】21年7月のダーツ|2回目のCU1000点+初AAフライト
先月の記事で一区切り的なことを書いた割には投げました^^; 練習量について ダーツライブアプリのデータ。7月は4回お店でプレイ。無料会員なので最新プレイ日しか見れない仕様(そろそろ見たいデータがあるので有料会員に変わるかも)。 なんだかんだ...

ただ、一定期間投げていませんでした(10月の前半と11月の前半……合計約1ヶ月)。

11月中旬から再開したのですが、それほどスキルは落ちてないまでもブランクみたいなのを感じ、いい機会なのでちょっと長時間投げてみることにしたという感じです。

安い店があった(笑)

ダーツライブ2が2台、ゆとりを持って設置されている。

6時間投げても990円、しかも金曜日なら同額で+2時間増し……

つまり8時間投げても1000円でお釣りが返ってくるというお店(しかも食料持ち込みOK)の存在を知る。

メンテが行き届いてる感のあるやたらキレイなセグメント。あまり質の悪い(≒野球投げをするような)客がいないのか、純粋にプレイヤーがいないのか……

表向きはカラオケ店ということもあってか、ダーツ客はほぼゼロ(≒平日昼間なら満員リスクほぼゼロ)。

じゃぁやってみるしかないだろ」ということでやってみました^^;

スローラインのまさに後ろ(と横)にカラオケボックスが。それなりの集中力が問われるかも。

実験内容と確かめたいこと

実験内容(方法)

  1. 店に入る
  2. ダーツ台を確保する(入店手続き)
  3. 準備運動をする
  4. 後は時間切れギリギリまで投げ続けるだけ

⇒ほぼ8時間、スローラインとダーツマシンの間をひたすら行き来します。

休憩は、

  • 用意しておいたモノ(おにぎり×2個、蒸しパン、ハッピーターン)を適宜食べる
  • 給水(ドリンク取りに)行く
  • トイレに行く

ときが実質休憩です。

確認事項1:8時間(オール単独)練習で、どれくらいのゲーム数がこなせるのか?

計算ならできるのですが、やってみるとどんなもんかって気になりません?

自分の場合……カウントアップ1回(8ラウンド)でだいたい3分かかるので、1時間に20回、8時間で160回プレイできると考えると、

160×3×8=3840本1280スロー)ダーツが投げられる計算になります。

↑は純度100%まじりっけなしのノンストップ8時間プレイ想定なので、実際はもうちょっと減るとは思いますが……

確認事項2:長時間練習による成果の是非と所感

そもそも論として1日に長時間投げることがスキルアップに繋がるか? or 繋がりそうか?というのを自分自身で体感したいと思っていました。

某プロは黎明期の頃、仕事の合間や休日はほぼ毎日ネットカフェに入り浸って長時間投げ続けてたという逸話を聞いたことがあるので、長時間やること自体はいうほど(上を目指すのならば)異常な練習ではない(やってはいけない練習ではない)と認識してはいます。

確認事項3:長時間練習による体の具合の変化

昔は休憩込みで5時間とか投げると腰・腕の筋肉が張ってました。要は力みが強かったんだろうと。

最近新しいフォームに少しずつ改造していく過程で、3時間程度ならノーダメージなフォームになってきたので(全然練習してない割には)、今のフォームで長時間投げたらどんな感じになるか実験してみようかと。

【参考】筆者の実力(スキル、レーティング)

最高は13.4くらい(ダーツライブ) ※離れたときに有料会員を外したので確認できない^^;

休む直前は13前後をウロウロしてた感じですがあまり対人をしてなかったので、真のレーティングは下かもしれません(上ってことはなさそう)。

プレイ当日は12.93でした。

【レポート】当日の時間経過ごとの感想や調子の変化

実験を始める前の当日の話

朝(8時半頃)の砥峰高原。

5:30 起床
6:00 家を出発
8:30 砥峰高原に到着、高原内をハイキング(高原内3.1km、合計約4km)
9:30 高原を出発
11:20 実験会場到着

実験前にハイキングしてしまいました

砥峰高原入口付近

砥峰高原では軽く散策する程度だったのですが、まさか高原を一周するとは自分でも思ってませんでした……^^;

最高地点付近とか地面がぬかるんでて、滑ったら崖からゴロゴロ転がり落ちるような感じで怖かったです。

スタート直後:アップ(カウントアップ×10)

最近はこの組み合わせでほぼ変化なし。画像はカウントアップ初1000点を取ったときの頃の画像

ワンスローの後、とりあえずカウントアップを10回することに。

平均707.9点、合計122ブル(ブル率50.8%)。上々の出だし。

スタートから30分:クリケ、ゼロワンへ移行

クリケットは序盤こそいまいちだったものの、徐々にいつもどおりなヒット率・トリプル率になってくる。

クリケ数ゲームプレイゼロワン(701)数ゲームプレイクリケ……を繰り返す。

ブルだけ投げたいと思ったときはカウントアップにして、ブルが入りだしたらまたクリケに移行という感じ。

極力ブルばっかりorナンバーばっかりという風にならないように投げる方針。

クリケは単純に全部オープンしたあとブル入れて終わりのときもあれば、5マーク出るまで同じナンバー縛りで投げたりなどいろいろ趣向を凝らした(つもり)。 ※後日クリケ1人練習ネタは記事にしたいと思ってます。

スタートから150分(2.5時間):調子が落ち始める→軽食

砥峰高原ハイキングコースの展望台から撮った景色。このときは8時間は止めて6時間くらいにしようかとか思った模様。

だいたい2.5時間くらい経ったあたりで落ち始めるのはいつものことではあるものの(純粋に集中力が落ちてる説)、今回はノンストップ&ハイキングということもあっていつもより疲労感は強め

ということで休憩も兼ねておにぎりを2つ食べる。食べたら即再開。

スタートから240分(4時間):この日のピークを迎え始める

真ん中らへんの100オーバー4連発がプレイ開始から4時間あたり

1ゲーム内でベッド2回など、トリプルがいい感じに入りだす。トリプル率推定40%くらい。

100オーバーを4連続で記録するなど上々の出来。

間違いなくこの日一番良かった時間帯

スタートから330分(5.5時間):この日2度目の乱調

近くのスーパーで買った蒸しパン(チョコ味)でエネルギー(炭水化物)補給。

目のピントがロックする年齢特有の現象が^^;

カウントアップでもこの日最低となる400点台を叩き出す(452)。

それほど大きく外してないものの、数ビット外れるみたいなことが増え始める。

ただ単に疲労によるものでなく、テクニカル的な問題があると思ったので原因を探りつつ投げ続ける。

スタートから390分(6.5時間):グリップを少し修正する

ブルを狙うときに一番リリース感が良いグリップに微調整する。

ただそのグリップだとやや弾かれる率が上がる模様。リリース感はイイのに刺さらないとはいかに。

あとブルはそこそこ良いフィーリングだけどクリケットナンバーがいまいちズレる

スタートから420分(7時間):終了が近づきだし、焦り始める

まさか7時間もほぼぶっ通しで投げておきながら「あと1時間しかない」という思考に陥るとは思わなかった^^;

スタートから450分(7.5時間):なんか刺さらなくなり始める

ついに限界か^^;

ここまでやっといて、最後メチャクチャになって終わりましたなんてオチだけは勘弁願いたいので、丁寧にフォームをチェックしながら投げる

スタートから475分(約7.95時間):カウントアップ50回目をプレイし、終了

カウントアップがちょうどキリよく50回目を迎えたところで残り数分を残し終了。

実験結果

プレイゲーム数と推定スロー本数

PRACTICEの回数が「51」となってるのはクリケットカウントアップを1回だけプレイしたため。

ゼロワン(全部701):13ゲーム
クリケット(たまにランダムクリケあり):31ゲーム
カウントアップ50ゲーム(平均717、最高936)
クリケットカウントアップ1ゲーム

95ゲームできました!

ゼロワン平均9ラウンド27本(推定)×13=351本
クリケット平均15ラウンド(推定)=45本×31ゲーム=1395本
カウントアップ8ラウンド×3×50=1200本
クリケットカウントアップ24本

⇒合計約2970本、約8時間で3000回近く腕を振ったようです。当たり前ですが、理論値通り(3840本)にはいきませんでしたね。

各ゲームの本数を見るに、ブルとナンバーをほぼ半々くらいの比率で投げたっぽいことが伺えます。

STATS一覧。数値だけだとゼロワンはA、クリケはAAくらいの感じ。ゼロワン平均100はまだ遠いか……

アワード一覧。ブル数に対してHAT TRICKの数が少ないと感じる。インブル率は20%を超えててまあまあな印象。でも25%はないのでそこを目指したい。

感想(ココがメイン)

不調になる→解決するの流れを数回経験できる⇒スキル飛躍の可能性?

上で書きましたが、明らかに「調子がおかしくなった」という時間帯を二度経験しました。

で、一応その度に「何がおかしいのか」というのを自分なりに模索するわけですが……

これが3時間とか4時間とかの練習時間だと、

調子おかしくなった時間切れにつき終了

なんてことも結構ザラにあるわけです(場合によっては終始調子が良い・悪いまま終了ということも)

でも8時間もあれば……最低一度は不調→解決(抜け出し)という経験ができると思うんです。

「不調になる」ことが上達へのカギ?それを複数回経験できる(可能性が高い)長時間プレイは有効な練習スタイルか

自分の場合、スタッツがガクッと落ちるときは大抵……

  • 肘の位置が本来の位置と違う(上がりすぎ、コレはテイクバック時にフライトが顔に当たる傾向があるのでわかりやすい)
  • テイクバックを始める時点で手首がいつもより大きめにコックされてて、いつもの位置にテイクバック出来てない(コッチは意外と盲点)
  • 前傾姿勢がいつもより浅いor深い

の3択なので、この3点を中心に丁寧に調整を行っていき、解決するという感じです。

その過程の中で新たな発見や仮説が浮かんで、それを試したりする中でグンとスキルが向上する(もしくはガクンと落ちる^^;)……

というプロセスの繰り返しかなと思ってます。

だから長時間プレイは、問題発生→解決をその日の内に行える(最低1回、場合によっては複数回)という点でかなり有意義ではないかと思いました。

肘が痛くならなかった→今のフォームが合ってる?

昔は3時間投げたらその日の夜や翌日に肘がヒリヒリズキズキ痛んでたのですが、今回は投げたあとも翌日も全く痛くないということで、今のフォーム合ってるなということを確認できました。

(余談)肘の位置を大きく下げた(9月下旬頃)

9月頃、おじさん(AAフライト)に練習中に話しかけられたのをきっかけに、肘の位置を大きく下げる改造をしました。

イメージとしてはMVGさんが一番近い……と思ってますが(前傾姿勢も含めて)、最近のMVGさんを全く見てない+生では見たことがないので正確には不明です。

当時レーティング13前後で良くも悪くも安定しだし、なにか突破口を見出したかった自分としてはフォームの根本をいじることにあまり躊躇はありませんでした。

結果的には良くも悪くも数字的な点では変わらず、ただ力感だけはだいぶん抑えられたなぁというのと、前よりもより一層指先を意識したリリースをするようになったという変化は起きました。

今回の長時間プレイで(ほぼ)全く痛みが生じなかったという結果は、フォーム変更が少なくとも悪い方向には向かってないことの裏付けが取れたような気がしています。

結言(個人の主観です)

  • 8時間程度なら余裕。(やってみたけどできなかった……という場合は投げる体力をつけるべく少しずつ増やしていくなどの段階を)
  • 10~12時間でもおそらく可能だけど、なんだかんだで程よい長時間練習は6~8時間か?(スキルアップ的な意味で)
  • (上を目指すのであれば)理想は週1、最低でも月1くらいの頻度でやると効果的(な予感)
  • 途中で適当になるようであればやらないほうが良さそう。かえって下手になる気がする。

やる価値ある?→ありそう|圧倒的練習「量」をこなせる

最初から最後まで対戦もせず1人で投げ続けるので、一切の「間」がない分、練習の量はめちゃくちゃ担保できます

これは自分の推察ですが……

  1. 1人で8時間真剣練習
  2. ネット対戦を8時間真剣勝負
  3. オフライン環境(同店舗内)で2人でメドレーを8時間真剣勝負

の3パターンの練習「」を比較したときに、

1人ネットメドレー3:2:1
くらいの差はあるんじゃないかと思ってます。

要は8時間メドレーをオフライン上でずっとやった人の投げる本数は、1人で投げる場合の3分の1くらいじゃないかと思ってます。 ※相手が投げ、ダーツを抜き戻ってくるまでの待ち時間やクリケ戦略を考えるために立ち止まる時間、そしてコークなどで非常に時間が取られるため

練習時間(ダーツバーやネットカフェにいる時間)は周辺のライバルの中で圧倒的なはずなのになぜかスタッツ(スキル)が上がらないとお嘆きの方は、是非一度お試しください。

そのかわり、それ相応の集中力とやる気を持って臨まないと、肘や手首を損傷させるだけの全く無意味な作業になる……ということだけは理解の上で行わないといけません(どちらかというとやる気が大事だと思う)

「質」に関しては本人次第なところがあると思うので、単独だろうと複数人だろうと関係ないのでは?と思っています。対戦時特有のシチュエーションを作るのは単独練習では少しむずかしいかもしれませんが…

※「1人だと質というかモチベーションが……」という場合、そもそも時間とお金を投資してまで本当に上手くなりたいのかを一度考えるべき。ぶっちゃけた話、1人で8時間(もしくはそれ以上)誰とも対戦せずに練習とか、ダーツに興味のない第三者からしたら狂気の沙汰ってレベルじゃない

余談

数日後、再び4時間ほどですが練習しにいったところ、序盤こそ微妙だったものの20分経ったあたりから「いつもと違う」というフィーリングででき、上々のスタッツが出ました。

特にカウントアップの平均が21ゲームやって780っていうのは今まで経験したことのない数字で、次のステージに進んだ感があります。

……まさか台が近かったということはないだろうかと少し疑心暗鬼になっています^^; ※初プレイの台だったため

カウントアップのスコア推移グラフ。あともうちょいやれば1000いきそうな感じというところでタイムアップ。