日夜理想的なフォームを追求しているダーツプレイヤーのみなさん、こんにちは~
「テイクバックはフォームの再現性を損なう原因になるから」という理由で長い間テイクバックなしで投げていましたが、テイクバックをつけたほうが良さそうな気がしてきたので、6月中旬からテイクバック付きフォームにチェンジしました。
ちょうどいいタイミングで理想的なテイクバック方向も学ぶことができた(関連記事)ので、現在特訓中です。
テイクバックのなしのフォームについて
「テイクバックのないフォーム」は、あらかじめ肘を曲げて手を目の近くにセットしてから投げるフォームのことを言います。
個人的にテイクバックのないフォームの代表といえば、大内麻由美プロが浮かびます。
※再生と同時に大内さんのワンスローが始まります。
上記動画の一コマ。構えているのが大内さん。この状態から直接スローイング動作に入る。
考えられるメリット
静止状態(セットアップ完了)までの再現性を高めることができるのが最大の特長だと思います。
テイクバックがあると、肘を引く方向がミリ単位だろうとズレると結果に当然影響します。
しかし、テイクバックなしだと、スローイングに入るまでは全く同じフォームを作ることが可能になります。
デメリット
これは個人的にもひどく悩まされたのですが、セットアップ完了状態から動作開始と同時にスローイングということで指の力の入れ方・入れ加減が難しい(安定しない)というデメリットがあります。
ひどい時は投げようと思った瞬間に指の力が抜けて真下に落としたり、1m先の自身とボードの間に飛ばしたり、逆に力が入りすぎて20のはるか上に飛んだり…というイップス手前の症状が出ることがあります(自分だけではない…ハズ)。
上の動画を見ていただくと分かるのですが、実際大内さんも投げようとした瞬間に投げるのを止めるという仕草を何度かしています(例:16分45秒付近、21分20秒付近)。
テイクバックなしのフォームは、リリースのタイミングが難しいことが伺えます。
テイクバックありフォーム
ものすごい雑な絵ですが…(笑) ロボットアームを意識したということで…
テイクバックのあるフォームは、①→②→③という過程でダーツを投げます。
①は別に伸び切ってなくても良いのですが、画像では伸ばしています。
そのあと②のように肘を曲げて、その反動も利用して③に移ります。
個人的にテイクバックといえばMicheal Van Gerwenさん(通称:MVG)です。
※再生と同時にMVGさんのワンスローが始まります。
フォロースルー(一番右)が美しい…^^ 今の僕のテイクバックは、このMVGさんを参考にしています。
メリット
動作にリズムが生まれ、指に力を入れるタイミングが容易になります(個人的には)。
リズムが生まれることでワンスローの平均時間が安定し、そして短くなります。集中力の持続には好都合と個人的に思います。
デメリット
テイクバックした時にグリップが崩れる可能性があります。
また、テイクバックの方向が安定しないと、ターゲット方向に飛ばない(ズレる)ということも考えられます。
まとめ
テイクバックありにしろなしにしろ、どちらも一長一短あります。
両方試したりして、自分にしっくりくるフォームを見つけるのが一番だと思います。
僕はどうもテイクバックありのほうが良さそうです。