HONDA FTR223のバッテリーを自力で交換しましたので、簡単に流れを紹介します。
機械工学系の学校を出ていながらあまり修理系作業の興味がない自分でも、簡単にバッテリー交換できました。
同じような症状にお悩みの方がいましたら、バイク屋に出さず是非ご自分でバッテリー購入→交換に挑戦してみてください。
前回までのおさらい
- セルは回ってるけどエンジンがかからない
- しかもフロントライトが点かない(なぜかハイビームは点く)
→バッテリー切れ?
⇒検討の結果、BOSCHのバッテリー「RBTX5L-N」を購入。
ついでにテスターも購入→電圧を測定して電圧が下がってたら充電器を購入することに
FTR223 バッテリー交換まとめ
バッテリーを取り外してみた
まず作業開始前にキーを外しておきます(ONじゃなければOK)。
バッテリーは「×」マークのプラスチックパーツの中に収められています。
バッテリーカバーの一部(右上)がサイドボディに干渉しているので、先にサイドボディを外してからバッテリーカバーを外します。
サイドボディは六角レンチ、バッテリーカバーはレンチ(スパナ)が必要です。カバーのボルトはΦ10です。
サイドボディを外すともう1箇所外すボルトがあるので、レンチで外します。
バッテリーカバーを外すとバッテリーが出現します。
バッテリーは黒とオレンジのビニールの中にネジで締められています。
バッテリーを外すときはプラスドライバーを使って、先に-(黒)から外し、その後に+(オレンジ)を外します。
取り出した後のバッテリーカバーの様子。数年分のホコリが。汚い^^;
取り外したバッテリーと取り付けるバッテリーの電圧を測ってみた
交換前のバッテリーはFTX5L-BSでした。
古河電気製のバッテリーだったようです。いつ替えたか全く覚えてない…
ここで先日購入したテスターの出番です。
電圧を測定すると、なんと12.0V…
12.3Vで不足とマニュアルには書かれているので、これは明らかに電圧不足です。
エンジンがかからないのも納得です。原因が特定できてひとまずホッとしました。
引き続き、買ったばかりのBOSCHのバッテリーの電圧を測定。12.8Vです。
マニュアル本の要求値通りのため、どうやら初期充電の必要はなさそうです。
とりあえずBOSCHを買ったのは正解でした!
バッテリー取り付けてみた
バッテリーを取り付ける際は先にプラス(+)、そしてマイナス(-)と付けます。取り外した時の逆順です。
ビニールが邪魔でちょっと苦戦しました(結構固い…)。
「これいるのかよ?」とか思ったのですが、雨除け(水滴防止)的な意味合いがあるんでしょうね…。
あとネジ締めの際は、バッテリーと一緒に同封されているナットみたいなものを先にバッテリーのネジ部に入れておく必要があります(そうしないと締まらない)。
バッテリーを繋いだらバッテリーカバー、サイドボディを固定して作業完了です。
交換の結果
※チョークレバーをかけてるので、通常(1500rpm)より多めに回っています
エンジンスイッチを押すと、無事エンジンかかりました!
これで一件落着か、と思ったら……フロントライトが点いてない件。
ライトの方はどうやらバッテリー切れが理由ではなく、純粋にバルブ切れっぽいです。
なおハイビームにすると何故か点くのですが、ググってみると「ハイビームは点くけどロービームが点かない現象は典型的なバルブ切れです」的な文章を見つけました。
ということで、バッテリーの次は前照灯の交換です…
レッカー or 自力修理
前照灯が点かないバイクは法律上公道を走行したらいけない(※平成10年4月1日以前のバイクで、ON/OFF切り替えができるバイクは昼間なら一応許される)ため、お店で交換してもらうにはレッカー車に運んでもらう必要があります。
ハイビームだと点くのですが、それはあまりにも対向車と前方車両に迷惑だし…
ということでレッカー使うか、自力で直すかの2択を迫られた結果、自力で交換することにしました。
調べてみるとわりと簡単っぽいので、バッテリー交換できたならライトもできるだろという感じです。
次回予定
ということで、近日中にFTR223のバルブを調査&購入→交換しますしました。