ツーリング・ドライブしたいけど、目的地がない……
という悩んでいるときにふと思いついたのがヨンパチ聖地巡礼でした。
結果的に心霊スポット巡りということになるのですが、基本的に朝・昼に行くことになるのでただのツーリング(ドライブ)になりそうです^^;
- この記事の目的と使用法
- 北海道・東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
- 北陸(新潟、富山、石川、福井)
- 関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
- 中部(山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
- 近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
- 中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
- 四国(徳島、香川、愛媛、高知)
- 九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)・沖縄
- 旧仲哀トンネル(福岡県、「トンネル」より)
- 志免炭鉱廃墟跡(福岡、「トンネル」より)
- 松浦一酒造(佐賀県、「河童のミイラ」より)
- グラバー園(長崎、「信愛」より)
- 阿蘇大橋(熊本県、「旅の思い出」より)※シナリオは秋田県
- おっぱい岩(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
- 油すましどんの墓(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
- トンカラリン(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
- 永国寺(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
- 地獄極楽(大分県、「地獄極楽」より)
- 久峰トンネル(宮崎県、「モイドン」より)
- 上西園のモイドン(鹿児島県、「モイドン」より ※シナリオは宮崎)
- ビジネスセンター鹿児島観光ホテル(鹿児島県、「幽霊ホテル」より)
- 指宿スカイライン(鹿児島県、「ホッピングばばぁ」より)
- 池田湖(鹿児島県、「都市伝説家族 イッシー編」より)
- おまけ:準聖地的場所
この記事の目的と使用法
かの有名な「全クリしたら東京だけ緑に染まらない」状態まで筆者はプレイした。「東京に緑(自然)が少ないことを揶揄した風刺」とフォロー皮肉られているが、実際は「デバッグしたら気づきますよね?」という程度のただのバグ(東京に唯一「完」に直結しないシナリオ「アルバイト男の事情」があり、それがクリアのフラグを回収してないのが原因と推定) ※あいにくゲーム画面を取り込む環境がないので、テレビに映るプレイ画面を撮影+以下一部ネット上プレイ動画を引用
- ドライブ・ツーリングをしたいけど行き先に困っている方の目的地に
- ホラー・心霊スポット好きな方の訪問地に
- 四八(仮)好きな方(いるのか?)の聖地巡礼(ネタ)に
行く際の道選びなどはこれから詳細に書いていく予定です。実際に行ってきたら追記します。
※当初は筆者(サイト管理人)の居住地である兵庫県周辺だけ調査するつもりでしたが、規模を全国拡大して、分かる限り全国のスポットを調査予定です(とりあえず近畿圏に近いところから……)。なお兵庫県に聖地的な場所はない
【補足】「四八(仮)」とは?
黒井うらら・きらら・くららが「0歳」であることはシュールなバグネタの1つとしてよく取り上げられるが、実は「恐怖新聞」などでおなじみの漫画家・つのだじろう氏までも0歳と表記してしまっている(なお、年齢が影響するシナリオは一応ある)
四八(仮)(しじゅうはちかっこかり、一部での通称:ヨンパチ)は2007年に発売されたプレイステーション2用ホラーサウンドノベルゲーム。
日本中の各都道府県にまつわるホラーを楽しめるつくりになっている……が。
- とっつきにくいシステム(例:ひとりずつしかできない住民移動)
- 本編を進めるには困らない程度のバグ(例:セーブ後Bボタンを押すとたまにフリーズ)
- 本編を進めることができなくなるバグ(画面に永遠に消えない白い四角形が出現する)
- ないがしろにされてるとしか思えない一部の都道府県(例:北海道、山形、宮城、静岡、愛知、京都、三重、岡山、島根、広島、山口、佐賀、宮崎、大分、熊本、沖縄など)
- シナリオ内で無駄に匿名ネットユーザーを叩く開発者(気持ちは分かるが……)
- 発売当初のファミ通の謎の高評価(※本作は、後に編集長になるバカタール加藤氏をはじめ、ファミ通関係者もシナリオ内で登場している)
- 本編に登場する製作者サイドによる四八(仮)の自画自賛シナリオ(たぶんコレがKOTY2007決定打?ちなみにシナリオ内ではあまりの大ヒットぶりに「(仮)」のない「四八」のリリースや、映画化といった展開もほのめかしていた)
など様々な理由により、ネット有志で毎年選定するクソゲーオブザイヤー(KOTY)2007に選ばれた迷作。
選定時には「バグがすべて解消されたとしても拭えないクソゲーの印象」「10年に1本の大作」というような評がなされた。
実際プレイしてみると、一部一部ではホラーというか、瞬間的にゾッとするような演出が楽しめる反面、ホラーというよりグロ寄りなオチや演出が多いという印象(例えば香川県シナリオのアレ)。一部都道府県はそれなりの容量と内容ではあるが、もし自分が広島県民や島根県民、宮崎県民、山口県民、三重県民、愛知(略 だったら憤慨していたかもしれない。
徳島県シナリオのミニゲームでの一幕。一見何の違和感もない文字列に見えるが、実は主人公の名前を「ビル ゲイツ」にしてしまったので、「ビルゲイツについて」という普通にシナリオ側が用意していたような選択肢が生まれてしまった。素直に自身の名前を入れていたら一瞬ビクッとしたかもしれない。
筆者の地元である兵庫県シナリオも、初見プレイ時は対して面白くもなければ怖くもない2分弱で終わるシナリオ(水槽)なので、微妙ではある(選択肢はないものの、もう1つ長めのシナリオがあるのでマシな県ではあるが……)。
北海道・東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
岩手県は「洞窟」に生き埋めになったあと脱出するミニゲームになっているが、どの洞窟かについては一切言及なし。
「偶然見つけた洞窟」と言っているので有名な洞窟のどれでもない可能性が高い。生き埋めという設定だからって画面真っ黒にすりゃいいってもんではないと思う。
岩手県には洞窟や鍾乳洞がいくつかあるため、その中で一番心霊スポットと言われているところを題材にしたのかもしれないし、単に岩手=洞窟で無理やりネタにしたかのどちらか。なお、シナリオで登場する予定だったと思われるが登場させられなかった聖地候補が岩手県内に存在するので、おまけで紹介。
宮城県はヨンパチ三大クソシナリオと言われがちな「ダンボール」につき、特に聖地的なものはなし(あと2つはヒバゴン(広島)とルー語を話す0歳児でおなじみの沖縄)。
「宮城はダンボールが特産では?」という意見をチラホラ見たが宮城県が生産量などで群を抜いているというデータは見当たらなかった。そのかわりランボルギーニのスーパースポーツカー・アヴェンタドールをダンボールで制作した「ダンボルギーニ」が女川町のシーパルピア女川にある模様。さすがにここを準聖地として認定するのは無理やりなのでコチラに記念で紹介(下記URL)。
秋田県は主人公の佐竹孝昭がおじさんの家(能代)に訪問する流れだが、秋田県に関して特に目立った地名を挙げることなく終了(熊本県の今はなき阿蘇大橋の写真、北海道の平和の滝の写真を紹介)。
藻岩山百段階段(北海道、「百段階段」より)
藻岩百段階段(もいわひゃくだんかいだん)は札幌市中央区に実在する階段。札幌市電(路面電車)・電車事業所前駅を降りて東本願寺方向に歩くと、長く続く階段が確認できる。
階段を登りきった先には墓があり、それが心霊スポットと呼ばれる所以でもあると考えられる。
生い茂っている森の中に作られた階段。昼間ならなんとも思わないが、夜中は少し不気味。行き着く先が墓場なのでなおさら。
ネットでの情報によると、百段ちょうどというわけではなく、200段以上ある模様。札幌市に行く機会があったら是非訪問してみたい(運動もかねて)。
ゲーム内では、階段を登っている途中で子供っぽい声で「今何段?」と聞かれるなどの逸話が紹介されていたが、実際その通りの言い伝えがある模様。ゲーム内キャラクターの厠田小百合が「今川焼です!」と答えたら爆笑のち埼玉へ帰宅エンド、絶叫して登っていったら厠田さん死亡のシンプルな観光案内シナリオ。
余談
初見プレイ時は2回訪問しただけで2種類のランダム分岐を消化することができたが、それ以降別データで何回プレイしても今川焼エンドにしか進まず、初見の時どうやって分岐させたのだろうとずっと思っていたのだが…
ランダム分岐のためにプレイステーションの内部時計を使用しているという発見があったらしく、私の長年の疑問は解消された。きっと少し前に(この記事を書くために)プレイした愛媛の今川淳二氏シナリオが一向に分岐してくれないのもそれが原因なのだろう。この文章は2023年2月に入力しているが、この事実は少なくとも現時点で今年一番興奮した新知識だった(笑)
ここに大事な事を書いておく。
クソゲーオブザイヤーで名高い 四八(仮) だが、シナリオの分岐がランダムの箇所のフラグは…PSの本体の内部時計で管理されてる。
内部時計が設定されていない状態だと、同じ分岐しか選ばれずに一生同じシナリオを見る事になる。
これに気付くまで1年以上かかった…
— たの (@tanotano0523) December 27, 2022
平和の滝(北海道、「百段階段」より)
平和の滝は札幌市西区に実在する景勝地。琴似発寒川(ことにはっさむがわ)の流脈にある滝。北海道シナリオで北海道内の心霊スポットを紹介するフルボイスシナリオで登場。
落差は10mほどとのことで、滝までかなり近づける印象。それなりの台数が停められる駐車場も確認できたのでアクセスしやすそう。
心霊スポットと呼ばれているが、心霊的なレポート(噂)は下記参照。その他軽く検索した印象だと、様々な活動家の思惑で平和の滝が利用されているようなそんな印象を受けた。あと周辺には日蓮宗の寺院があり、墓石っぽいのもあることから心霊スポットと言う人がいるという印象。
4月に撮影された写真でも雪が溶けずに残っており、結構寒そう。秋は紅葉がキレイとのことでいつ行っても景色を楽しめそう。また周辺には平和の滝以外にも数種の滝があり、ハイキングに最適。
恵庭の御神木(北海道、「百段階段」より)
恵庭の御神木は恵庭(えにわ)市南島松(と、恵み野東の境界付近)に実在する巨大な樹。北海道シナリオで北海道内の心霊スポットを紹介するフルボイスシナリオで登場。
「区画整理のために切ろうとしたらその人が死んだ(祟られる)」「切り傷から赤い樹液が出る」などと噂され、道路は御神木を避けるかのように作られているとのことだったが、実際Mapで確認すると避けてるのは道路というより歩道だけで言うほど「避けてる」という印象は持たなかった。
樹齢100年を超える大樹で、衛星画像で見るとその大きさが伺い知れる。
情報を検索していると近隣住民に話を聞いた方がレポートしており(下記参照)、「祟り、心霊騒ぎとかない」「傷はイタズラで入れているヤツがいる」とのこと。奇しくもヨンパチもそのデマの拡散に協力してしまったか。
キリストの墓(青森県、「キリストの墓」より)
キリストの墓は、三戸郡新郷村に実在する観光スポット。
「あのイエス・キリストは磔にされたが実は生きていて日本に渡った説」(要約)というネタに聞こえる「竹内古文書」を元に調査したら見つかったとのこと。
実際に現地を訪問された方のレポート(発見にいたるまでの顛末も詳細に記載)があったので興味のある方は参考に(下記URL)。実際のところは正直胡散臭いと感じたが…(竹内古文書そのものが)。
9時~17時まで見学ができ、水曜日は閉館。近くには「キリストの里伝承館」という博物館があるが、2023年2月時点では臨時休業中の模様。また近所に「キリストっぷ」なるポップなネーミングの土産屋があるようなので、キリストの墓見学時は是非寄りたい(土日のみ営業の模様)。
十和田湖の東、国道454号沿いに位置し、私が見る限りでは自家用車やタクシーじゃないと行きづらそう。
近隣(キリストの里公園)に20台ほど置けそうな駐車場(たぶん無料)があるため、車・バイクなどでのアクセスに対応している。一応「キリスト公園前」のバス停が存在しているので、公共機関でもアクセス可能(村営みずばしょう号)。
大石神ピラミッド(青森県、「キリストの墓」より)
大石神(おおいしがみ)ピラミッドは三戸(さんのへ)郡新郷(しんごう)村に点在する石の塊の総称。
青森県シナリオで、捏造オカルト雑誌ライター(木村篤敏)が、キノコ鍋定食を注文して待ってる際に遭遇した気色の悪い家族(小路山一家)に「(青森県にはキリストの墓以外に)ピラミッドもある」という体で登場する。
正確に「大石神ピラミッド」と言及していないが、青森+ピラミッドなので大石神ピラミッドのことを言っていると考えられる。
「ピラミッド」といわれると四角錐の形状を思い起こすが、大石神ピラミッドとして紹介されている石を一言でいうとただのデカい岩というのが正直な感想。
ただ、なんでこんな大きい石が山の頂上付近にあるのかと考えたら、意図を持って誰かが制作(運搬)したとしか考えられず、謎は深まるばかりである。
「キリストの墓」発見の手かがりになった竹内古文書にもその存在が記載されているらしく、キリストの墓発見の翌日に発見されたとのこと。より詳細は下記URLを参照。
安達ヶ原ふるさと村(福島県、「安達が原ふるさと村」より)
安達ヶ原ふるさと村は、二本松市安達ケ原に実在する観光スポット。ゲーム上では、村長が雑誌ライターを殺すという内容になっており、イメージダウンが……(笑)
ゲームで紹介されている鬼婆は、ふるさと村の外にある「黒塚」に祀られている模様。「鬼婆伝説」にまつわる資料は「黒塚宝物資料館」で。
東北自動車道・二本松ICを降りてから国道4号を東へ約5.4km。「ふるさと館」に駐車場あり。
もう少し北上すれば県庁所在地の福島市があるので、一緒に寄っていきたいところ。
北陸(新潟、富山、石川、福井)
ドンチ池(新潟県、「心霊写真」より)
ドンチ池は新潟市西区にある池。論地(ろんち)池とも呼ばれている。
ドンチ池周辺は森に包まれており、横には霊苑(新潟西霊苑、中権寺霊苑)があることもあってか心霊スポットと呼ばれている模様。下記サイトではカッパ伝説もあるとのこと。
主人公の友人が彼氏と一緒に行って写真を撮ってもらった(その写真が心霊写真に)というくだりで登場。別シナリオでは実際に訪れるパターンもあったような気がしているが今PS2をすぐ起動できる状態じゃないので確認できない(笑)
旧津々良トンネル(富山県、「頭川トンネル」より)
※上マップのルートは新津々良トンネル
旧津々良(つづら)トンネルは、富山県道64号沿いにある氷見市と高岡市の市境に実在する(した)トンネル。寺の和尚さんが怖い話をするフルボイスシナリオで登場。別名頭川(ずかわ)トンネル。
スキンヘッドのいかにもな和尚さんが怖い話を小学生に行う、林間学校では恒例のアレ
和尚さんは「つつらトンネル」と発音しているように聞こえるが、ネットで検索する限り「つづらトンネル」しか出てこない。つつらトンネルとも言うのかもしれない。ヨンパチスタッフの調査不足か?大阪シナリオの犬鳴山(いぬなきさん)も「いぬなきやま」って言ってたし…
マップを確認すると「新津々良トンネル」と表記されており、新しいトンネルが開通した模様。旧津々良トンネルは(おそらく)旧道にあり、その旧道は現在立入禁止となっているため確認(巡礼)することができない。新しいトンネルには「しんつづらトンネル」と書いてある。
Googleカーが2021年6月に旧道を撮影した映像では、車一台通れるかどうかくらいの車幅の道路の上を走っていることが確認できたが、トンネルの入口までは行けなかったようだ(下記画像)。
かつて焼身自殺した女性がいるとかいないとか、また昔トンネルの近くに処刑場があり、打首にした頭を川に捨てていたなどの情報(歴史)から心霊スポット扱いされている。おそらくそれが頭川トンネルと呼ばれる由来なのだろうが、津々良トンネルおよび県道64号近辺に川は見当たらない(水路っぽいのは確認できるが……少し南東に小矢部川がある)。
肝心のシナリオはフルボイスシナリオではあるものの、絵面・内容としてはホラー要素強めな感じにつき、一人暗い部屋でプレイすればそれなりに楽しめる。
【巡礼済】千里浜なぎさドライブウェイ(石川県、「おいで、おいで」より)
千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは、羽咋(はくい)郡志賀町(しかまち)にある全長約8kmほどのドライブウェイ(Google Mapだと6.2kmだが公式サイトでは8kmと表記)。話の中では主人公が通過しただけの地点だが、せっかく登場したので聖地として登録。
道路がアスファルトじゃなく砂浜になっており、砂浜を車で走ることができる数少ないスポットとして有名。石川県に車やバイクで旅行に行ったら是非走ってみたいところ。
千里浜なぎさドライブウェイ 走ってみた
吉崎寺(願慶寺)を訪問したあと石川県を北上する形で訪問。ここからはまさにヨンパチるるぶ斜め読みシナリオと同じ順番で観光スポットアクセスする形になる。海岸沿いに「のと里山海道」という無料の高速道路(バイパス)があるのでそちらを利用するとスムーズにアクセス可能。写真はのと里山海道を走行中の映像。
すぐ左手に日本海と砂浜が確認できるというロケーションの中を限りなく直線に近い道路の中を走行する、かなりアメリカン(?)な雰囲気漂う道路だと思った。
今浜ICを降りてすぐのところに千里浜なぎさドライブウェイの入口があるので入場。入って間もなく砂浜と日本海が広がる雄大な景色が。
平日ながら海水浴をしに来ている家族連れの方々は地元勢かもしれないが、筆者のように別地域のナンバーの車も多数確認できる盛況ぶりで、人気スポットであることが伺えた。ちょっと海水を触ってみたが水温はやや高めな印象。余裕で30℃は超えていると思われる。
とりあえず適当に車を置いて撮影。普段ではなかなか撮れない構図。
車の向きを変えて車内から海を眺められるアングルだとこんな感じ。
先日台風が通過した爪痕は見られず、比較的穏やかな波が打ち寄せられる海水浴日和なコンディションという印象。
車が通る路面は比較的濡れているが固まっている箇所が多く、タイヤがハマってスタックしそうな感じはなく走りやすい。制限速度は30km/hに設定されており、バイクでも難なく走れそう。実際数台のライダーも確認。
ということでヨンパチ上でも「走った」というだけでホラー的展開はなかった千里浜なぎさドライブウェイは、純粋に石川県の中でも上位クラスの観光スポットだと思うので、旅行の際は是非車で行ってみて欲しい。
余談だが、千里浜なぎさドライブウェイを走った後、なんだかんだで食べる機会がありそうでなかった北陸の名物ラーメン店「8番ラーメン(羽咋店)」でラーメンを食べた。野菜の甘さとシンプルなスープの風味が庶民的なラーメンを象徴しているという印象。今回は醤油味を食べたが、塩・味噌などスープのバリエーションが豊富で北陸勢のソウルフードというのも頷けた。
あとセットで食べた餃子に、にんにくでなく生姜を入れているのも寒い地域特有なのかなと思った(食べたのはまさに真夏の真っ昼間ではあるが)。なおヨンパチのシナリオ上では主人公(小柳美輪氏)が8番ラーメンで食べたという描写はない(巌門でイカ焼きは食べた)。
【巡礼済】巌門(石川県、「おいで、おいで」より)
巌門(がんもん)は羽咋(はくい)郡志賀町(しかまち)にある岩でできた門(≒トンネル)。
巌門周辺の海岸は「能登金剛」として国定公園に指定されている。このあとに登場する機具岩やヤセの断崖も能登金剛の一部。
巌門自体はそれほどホラー的な話をネット上で見かけることはなかったが、石川県シナリオの主人公が(霊とともに)訪れた地点ということで登録。
巌門の周りを遊覧する船が運行されており、詳しくは下記公式サイトでチェック。
巌門 入ってみた
2023年8月中旬に、千里浜なぎさドライブウェイを車で走ったのあとに訪問。ざんねんなことに、能登金剛センターは例のパンデミックの影響(?)もあってか閉館となっていた。
が、センターの外の駐車場はオープンのため車・バイクでのアクセスは問題なし。なお巌門を海から見渡せる遊覧船は運行中(大人1400円)。
巌門までは階段が設置されており安全に行くことができる。階段を下っていくと目の前に巌門が。この巌門の中は無料で入ることができる。
巌門の中はいわゆる洞窟とか鍾乳洞の中みたいな感じ。中に階段が設置されており、内側から巌門の外に出られるようになっているなど人工的な加工が見受けられる。
巌門の反対側には「鷹の巣岩」というそびえ立った岩があり、歩いて近くまで行けそうな感じだったので行こうとしてみた。…が足元の岩が非常に不安定で転倒・捻挫リスクがめちゃくちゃある。
小さい石の上なら滑る程度なのだが、大きいゴツゴツとした岩群の上を歩くときは非常にリスキー。
頑張って半分くらいのとこまで行ったが…
- このあとさらに半分進んだ挙げ句、鷹の巣岩から引き返したら相当時間がかかりそう
- このとき35℃を超える猛暑
- 前日睡眠時間約2時間でこの時点で約10時間以上運転している
- 願慶寺で一度左足をひねってる(今度ひねったらマジでヤバいかも)
などを理由(言い訳)に、今回は目の前まで行くことは断念した。
巌門の上部から鷹の巣岩を撮ろうとしたら目の前の木々が邪魔で写せない…上にブレてるということを帰宅後に気づいた。
ちなみにこの巌門上部の景観が、ゲーム上で主人公(小柳美輪氏)と青白い顔をした霊(通称:ブルー霊)との機具岩で遭遇した時の背景に似ているのだが、実際にここで撮ったのかは不明。
ゲーム上の画像はコチラ。木々と広場の雰囲気は似てる。
ヨンパチ上では出店があってみたいな展開だったが、能登金剛センターが閉館してるような現状のため出店はなかった。その代わりソフトクリームやお土産を販売しているお店が常設されている。
ものすごくきれいなブレスレットが売られていたが、そこそこのお値段だったこともあり今回はスルーして機具岩に向かった。
【巡礼済】機具岩(石川県、「おいで、おいで」より)
機具岩(はたごいわ)は羽咋(はくい)郡志賀町(しかまち)にある景勝地。海の中に大きい岩が2つ、海面から突き出していて、2つの岩は縄(?)で繋がれている。
機具岩の正面に車の置けそうなスペース(+無料休憩所)があるので車で行ける、というか自家用車じゃないと行きづらい。
機具岩 見てきた
Google Mapsより。西側沿岸にある「□」のラベル4つが石川県のヨンパチ観光スポット。南から順に巌門、機具岩、世界一長いベンチ、そしてヤセの断崖となっている。なお「千里浜なぎさドライブウェイ」は巌門から30km以上南にある。
2023年8月中旬に、巌門を巡礼後に行ってみた。本来Google Mapで「ヨンパチ」ラベルを付けていたときに気づくべきなのだが、ヨンパチ上でシナリオの主人公(小柳美輪)は、南から北に順番に訪れている。まさに「THE 観光案内」の異名はダテではないといえる。そしてこの機具岩は中間地点にあたるスポットとなる。
国道より沿岸側にある県道沿いを走って駐車場に車を停めると、駐車場から機具岩が視界に入るロケーションになっているため、上の写真のように車の中で観ることもできる。
家に帰ってから気づいたのだが、左側の岩(木々)の外側をオーラのような何かが包んでいるように見える。決して筆者がペイントなどで書き加えたものではない。まさにスピリチュアル的なアレを感じる一幕だが、単に太陽の反射の関係とかそういうのかもしれない。別のアングルで撮った写真にはこのような現象は確認できなかった。
ゲーム上に近いアングルで撮影したのがコチラ。どうやらスタッフがちゃんと訪問して撮影したのだろうというのが伺えた。
ゲーム上で登場した機具岩の映像がコチラ。比較すると手すりが木製から鉄(ステンレス?)に変わっていること、そして左側で伸びた木が少し切られたような印象を受ける。あと祠っぽい置物が傾いている…?
だが、ゲーム上で「視線を感じて振り向いたら青白い顔をした男が」という時の映像については、ゲーム上で写されているような景観はなく、好意的に解釈しても完全に巌門だろコレっていう印象。
なお機具岩から後ろに振り向くと現在は閉鎖済(?)な喫茶店的な茶店と国道249号が視界に入る。
岩の上に備え付けられた祠的なものはいつ設置されたんだろう…?
こんな機具岩ではあるが、筆者が訪問時、ライダー1名と家族連れ(4人)1組が同じタイミングで訪問という大盛況ぶりだった。ライダーはもしかしたら…(聖地巡礼?)っていうのがあるが、家族連れは間違いなくヨンパチをやっているとは思えないので、機具岩が石川県内でそれなりに有名な観光スポットの1つであることが垣間見えた。
【巡礼済】世界一長いベンチ(石川県、「おいで、おいで」より)
世界一長いベンチ(サンセットヒルイン増穂)は羽咋(はくい)郡志賀町の増穂(ますほ)浦にあるベンチ。全長460.9m。
「世界一長い」ということがギネスとして認められ、1989年にギネスブックに掲載された。
世界一長いベンチ 座ってみた
2023年8月中旬、機具岩を訪問後に巡礼。近くに「道の駅 とぎ海街道」があり、車で訪問の際はここを駐車場として利用すれば問題なさそう。
階段を上って海岸側に行くと…
早速木でできた椅子が延々と広がっている。
さすが460mもあると端を肉眼で確認できないレベル。
なお椅子の上を通っている通路の下もちゃんと繋がっている。一切の文句のつけようがない連結した椅子になっている。
ちょうど8月から10月末にかけて、夜にライトアップされるイベントが行われている模様。地面に植え付けられている人工物っぽいものはそのライトで、これだけの数のライトが点灯したらさぞかしロマンチックなのかもしれない。
ライトアップされる時間まで待つことはできなかったので紹介まで。
ベンチのスタート地点(一番南側)にはフォトスポットが用意されており、完全にカップル向けに映える一枚を撮れるチャンスを提供している。
対面側にタイマー撮影できるようスマホスタンドも用意されている親切ぶり。
シナリオの主人公がベンチに座って観たとされる日本海。ゲーム上ではベンチは一切映らず砂浜と波だけの写真になっているため、もしかしたら砂浜にベンチが設置されていると勘違いした方がいらっしゃるかもしれないが、実際はこのように砂浜から離れたところに設置されている。
ゲーム上のワンシーン。筆者の予想ではこの背景はおそらく現場で撮った写真ではないと思う。
シナリオ上では海水浴シーズン後ということで人がまばらということだったが、筆者が訪れた際はちょこちょこ観光客っぽい人がいた。ここも機具岩にならんでそれなりに知られた石川観光スポットなんだろうということが伺えた。もしかしてさっき機具岩にいました?っていうライダーもいた。違う人だったかもしれないが同一人物だったらヨンパチ聖地巡礼者の可能性が結構高い(低い)。
道の駅 とぎ海街道の中には近くの海岸で採れると思われるピンク色の貝殻など、いろいろな貝殻が展示されていた。肉眼で見るとより美しさが際立つので、ベンチを訪問後はセットでチェックしてみて欲しい。
余談ではあるが、周りを見渡すとそこかしこに風力発電の風車が確認できる。志賀町(羽咋郡)には北陸電力が保有する志賀原子力発電所があり、今回たまたま通行ルートとして原発の横を通ったが、駐車場には大量の車が駐車されており、原発で働いている従業員が相当多いことが伺えた。まだまだ風力といった自然だけに電力を頼ることはできないという現状を感じた。
【巡礼済】ヤセの断崖(石川県、「おいで、おいで」より)
ヤセの断崖は、羽咋(はくい)郡にある海岸。それほど観光地用としての整備がされておらず、自然体を保っているため(手すりなどが追加されつつある模様)、見学の際は転倒に注意。
ゲームシナリオ中に「自殺する勇気があるなら生きてみろ!」という看板が表示されることからも自殺スポットなのだろうと推測できる。なおゲーム上ではシナリオの主人公が突風に吹かれて落下する(死亡)というオチで登場。
ヤセの断崖 行ってみた
2023年8月中旬に世界一長いベンチを訪問後に巡礼。駐車場には既に数台の車が駐車しており、人気の高さが伺える。
断崖に向かって歩いてみる。整備し直されたのか、断崖の端まで行くことができなくなっている。
ゲームで表示された背景画像では、もっと崖のほうに向かって行けるような雰囲気+自殺を食い止める標語的な看板がいくつも立てかけられていた…らしいが、この時と全然様子が変わってしまったようだ。
道中には「自殺する勇気があるなら生きてみろ!」の看板があった模様。
その他「死神を切れぬあなたに父母の声」をはじめとした看板があったらしい…がかえって助長すると判断されたのか景観を損なうと判断したのか、とりあえず見かけなかった。もしかしたら歩いてないところにあるのかもしれない。
その代わり、道中には「不苦労(ふくろう)のベンチ」と名付けられたベンチと「支え合う温かい手がすぐ側に」という標語川柳を見つけた。
そして断崖スポットに到着!
大盛況!(3組)
…なのだが、日本海を眺められるという程度のスポット(景色はとても良い)という印象だった。
柵の端まで移動して下を向いたときのイメージ。あいにく断崖絶壁を思わせるスリルだとか恐怖感だとかはない。
もしかしたら昔は下の看板っぽいところまで歩いていけたのかもしれない。
コンビニで買ったアイスコーヒー片手にのんびりと
崖の近くから日本海を眺められるスリルというよりは、ベンチに腰掛けて穏やかな日本海の水平線と地平線の境界を眺めるスポットという感じ。
そして誰もいなくなった…
なので、数多ある石川県の観光スポットの中では知名度が高いと思われるヤセの断崖ではあるが、あえてここを訪問予定に入れるほどではないかなというのが正直な感想。日本海は別のスポットでも眺められる。
あの崖の先端まで行けたら…
シナリオ上では主人公(小柳美輪氏)が風に煽られて落下するという展開(オチ)が待っていたが、風が吹いたところで安全すぎて危険さの欠片もないというのが現状。今どうなっているかは知らないが、もっと崖感を味わいたかったら福井県の東尋坊のほうが圧倒的なスケール感だと思うので、能登半島旅行を計画なら是非候補に加えてほしい(Google Mapに投稿されている写真を観る限り、まだ崖の上を歩けそう)。
余談ではあるが、海岸沿いを通っている県道49号は、車同士のすれ違いが困難な細道が多いため走行の際は注意。
ヨンパチのシナリオ上では青白い顔をした男(通称:ブルー霊)から逃げるように車を走らせた結果ヤセの断崖に着いてしまったという流れだったが、国道249号を走っていた最中にこんな細い道をわざわざチョイスする理由が全く理解できない。仮に北側からヤセの断崖に行ったとしても国道を逸れる形になるので違和感が強い。
そもそも南から順に北上してきたのだから世界一長いベンチの北にあるヤセの断崖じゃなく千里浜なぎさドライブウェイ側に走るのが普通なんじゃないか…と思ったが、ヨンパチのシナリオにツッコミをいれるほど野暮なことはないと思うのでこの辺で(本当は全都道府県シナリオが東京都クラス(?)の、もっと内容の詰まったモノになる予定だったらしいのだが…)。
なお青白い顔をした男を巌門からヤセの断崖にかけて見かけることはなかった。第三者からしたら筆者自身が青白い顔をした男に見えたかもしれない(オチ)。
【巡礼済】吉崎寺(福井県、「嫁威肉付面」より)
吉崎寺(よしざきじ)はあわら市に実在する寺院。福井県のメインシナリオ(仮面夫婦)から派生する昔話フルボイスシナリオで登場する。話の中であった姑が嫁をおどすためにつけた「嫁威肉付面」をこちらで拝観できるとのこと。
少し南にある願慶寺(がんけいじ)でも嫁威肉付面が見られるという情報が(どちらも有料)。それぞれで若干お面が違うらしいので、信心の深い方は両方チェック。
吉崎寺(+願慶寺)行ってみた
2023年8月のお盆の時期に車で訪問。肝心の吉崎寺は車の奥で、今回車を停めたのは「蓮如上人記念館」の駐車場(無料)。目の前の建物がその蓮如上人記念館なのだが、セットで喫茶店にもなっているらしく(ex cafe 吉崎鳳凰閣)、地元では人気の喫茶店(館長っぽい人 談)とのこと。筆者が到着した時点ではまだ開店前だったので誰もいなかったが、出発時には地元客(?)と思われるユーザーが複数組開店を待っていたくらいには盛況していた。
パッと見は喫茶店には見えないが、暖簾に描かれている丸いデザインはスターバックスなどのコーヒーチェーンを思い起こす感じか(吉崎鳳凰閣のインスタグラム公式アカウントはコチラ)。
早速吉崎寺のほうに向かった。こちら側にも駐車場があるので、吉崎寺にだけ用があるならココに停めても問題ない。
入口前に行くと開いてはいるものの人の気配がしない。このとき午前9時過ぎだったのだが関係者が離席していたのだろうか。
本堂の方(2階)に行って玄関の扉を開こうとしたら鍵がかかっていた。もしかしたらまだ拝観はできないのかもしれない。
ということで同じく嫁威肉付面が拝観できるという願慶寺のほうに歩いていってみた。なんかいろんな看板が設置されているが、それらを観てみると…
「インターネット・有名辞書等の(吉崎御坊)に関する解説文はほとんど間違いです」との文字列とともに、わかりやすく説明するとの掲示がなされていた。どうでもいいが括弧の位置が少しおかしいような…
で本堂と思われるところをチラ見してみるとゴージャスな仏壇が。コッチが本家か(適当)。
さっきの門をくぐって奥に行くとあるボタンを押すと担当っぽい方(坊主)が出てきた。「嫁威肉付面を観たくて来たのですが…」とたずねると、「あーあれは有料だからね。それよりもアッチのほうを辿っていくと五木寛之も愛した(略)だから行ってみるといいよ」というような言葉を残し本堂(?)に入っていった。生返事をしてしまったのだが、もしかして「嫁威肉付面の拝観は有料だから観る価値ないよ」という意図の発言だったのだろうか、ちょっと待ってみたが担当者は二度と目の前に現れなかった。
…と、こんなこともあろうかと前もって撮っておいた、「蓮如上人記念館」の気の利く館長っぽい方に、営業開始前っぽいにも関わらず、蓮如館の中に資料として展示されている、各寺で拝観できるという嫁威肉付面がコチラ。左が願慶寺、右が吉崎寺で拝観できるとされるお面。実は駐車時にトイレに行きたくて記念館に案内してもらったついでにいろいろ話を聞いた流れで撮ったのだが、この場(吉崎寺周辺)で一番お世話になったのは間違いなくこの方だっただろう。
このとき「ヨンパチ」の名前は出さなかったが、ここに来るきっかけとなった「嫁威肉付面の物語の内容」について館長(?)と軽く話したのだが、地元で親しまれている内容とヨンパチの内容でちょっと食い違う点があったかもしれないので、もう一度ヨンパチのシナリオを確認してからその辺も記述したいと思う(近日中に)。
あと願慶寺内にも資料館があり、資料館内に嫁(きよ)を脅す姑の模型があった。
冷静に考えるとひょうきんで元気なおばあちゃんだと思う。っていうか信心深い嫁がそんなに憎かったのだろうか。
お面をかぶっているがコレはホンモノじゃないお面と思われる。それにしても仮にお面を被っていたとしても全体的なシルエットとか服装ですぐに姑と気づけそうな気がするが、この時のきよの心境はいかに…
そして、五木寛之氏も愛した(?)吉崎御坊跡から眺める北潟湖および日本海の景色がコチラ。画角のセンスがひどい。五木寛之氏は説明不要の大作家(小説家)だが(「大河の一滴」など有名。筆者の実家にも「生きるヒント」という本があったのでギリギリ知っていた(笑))、この辺出身の方かと思ったら福岡出身らしい。Wikipediaを読むと蓮如上人に興味を持ったいきさつなども書いてあったので、その際に訪問したのだろうと思われる。あと妻がお隣の金沢出身とのことなので定期的に訪れてる説もありそう。
吉崎御坊跡には蓮如上人の像も展示されている。現代の浄土真宗の大元ともされている(らしい)蓮如上人のことを一切調べず吉崎御坊に来た筆者としてはある程度調べてから来たら良かったなと思った。
なお吉崎御坊跡から駐車場に戻ろうとした際に突然左足をひねってその場にずっこけてしまうという痛恨のミスをしてしまった。バチが当たった完全にやらかしたと思ったが幸い足の痛みはなく、とりあえず聖地巡礼は続行できそうだったのでホッとした。歩いたらズキズキ痛む…ってなってたら頓挫してたかもしれない。
一応最後に記しておこうと思うが、今回の内容は実際に体験したことをそのまま文章に書き起こしているだけで、吉崎寺や願慶寺に対して何らかの強い思いがあったりするわけではないのでそのあたりは注意して欲しい。少なくとも言えるのは、蓮如上人記念館の館長っぽい人には大変お世話になったということで、吉崎寺・願慶寺に訪問の際は是非蓮如上人記念館にも行ってみて欲しい。あとすぐ近くに道の駅(蓮如の里 あわら)もあるのでお土産のご購入はそちらで(2023年8月末時点でのGoogle ストリートビューでは更地の姿だが、現在は地域の雰囲気に則したデザインの道の駅が建立されている)。
完全に余談だが、次の聖地である「千里浜なぎさドライブウェイ(石川県)」に向かうその途中に元メジャーリーガーの松井秀喜さんのミュージアムがあるということを知り寄ってみた。ジャイアンツファンだけでなく野球ファンなら訪問する価値のあるコンテンツで400円の入場料が安く思える充実ぶり。
歴代のバットや、ヤンキースで世界一になったときのチャンピオンリング(+ジーター氏がくれたパチモン)など貴重な品々が展示されている。それを考えると嫁威肉付面単体の拝観料が500円というのはちょっと…と思ったのはここだけの内緒としたい。
関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
1都6県あり、地域に関連するシナリオもあるにはあるものの……ここという場所の指定はなく、巡礼できそうなところは少なめ。
茨城県シナリオ(雛祭り)は特に場所の指定がない内容(≒どの都道府県でも良い)ため除外。
埼玉県シナリオ(棚婆、黒百合総合病院など)は「A村」や「黒百合総合病院」といった実在しない地名が出てくるため除外。
そんな病院はない
千葉県シナリオ(学校にあった怖い噂)は、全国から怖い話を寄せ集めるというミニゲームのため、特に訪れる場所はなし。坂上修一の所属する学校も特にモデルはなし。
東京都は株式会社エンターブレイン(当時)やバンプレスト(当時)などの本社などが挙げられなくはないが、今は体制が変わっているため除外。シナリオがいっぱいあるので再調査予定。すべての都道府県が東京都並のボリュームがあれば、クソゲーオブザイヤーにノミネートすらされなかっただろうに……
神奈川県シナリオ(規制・来訪者)は全国のどこでも問題ない内容(ロケ地:訳ありマンション)のため除外。が、別の県のシナリオで登場したかもしれないのでピックアップ
殺生石(栃木県、「殺生石」より)
殺生石(殺生石園地)は那須郡那須町の那須高原にある史跡。通称「るるぶななめ読みシナリオ」の1つ。
Google Mapに投稿されている写真には、縄が締められた殺生石の写真が投稿されており、特別感が漂っている(2018年に投稿)。ゲーム上に表示される殺生石には縄はついておらず、大きい石がゴロンと鎮座しているだけという印象。
温泉街ということもあってか硫黄の匂いが強いという口コミが多く、見学の際は注意。
那須IC下車後、県道17号を北へ約12km。駐車場あり。
広大な那須高原の一部なので、観光の際はゆっくりと高原を散策+温泉を満喫したいところ。
茂林寺(群馬県、「分福茶釜」より)
茂林寺(もりんじ)は館林市にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺院。シナリオに出る「茶釜」が一応寺院内にあり、狸の像がそこかしこにある模様。
Google Mapでのクチコミ数が約900もあり、有名な観光スポットであることが伺える。拝観料は大人300円、拝観時間は午前9時~午後4時まで。
東北自動車道・館林ICから西へ約6km弱、電車の場合東武伊勢崎線茂林寺駅前から徒歩550m。
公式サイトURL(↓)が独自ドメインでなくぷららのアカウントを使ってるところに愛嬌(?)がある。
中部(山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
山梨、長野、岐阜の三県はシナリオの都合上おそらくない(山梨:場所指定のない旅館、長野:昔話(とろろ)、岐阜:伊藤潤二氏シナリオ作成の作り話)。
偶然にも、のこり三県(静岡、愛知、三重)については富沢姉妹による観光地紹介シナリオ県のため、運がいいのか悪いのか存在する。
奇石博物館(静岡県、「奇石博物館」より)
奇石博物館は富士宮市に実在する博物館。富沢姉妹(日、あき)による、るるぶ斜め読みフルボイスがっかりシナリオとして登場。
ネットで奇石博物館について調べていると、ヨンパチがきっかけで奇石博物館に行った方のレポートがあり、シナリオ上で話していた「展示できない石」について尋ねたらそんなものはないと回答があったとのこと。現場スタッフも迷惑(?)している模様。
なおエンディングで取材協力に奇石博物館の名が確認できたため、少なくとも電話の一本は最低入れていると思われる。
ただ一つ言えることは「奇石博物館は実在する」ということで、興味のある方は是非訪問を。9時~16時30分まで営業、水曜日が休館。
桃太郎神社(愛知県、「桃太郎神社」より)
桃太郎神社は愛知県犬山市の県道185号沿いに実在する神社。富澤姉妹シナリオなだけあって内容はペラペラながら、巡礼できる聖地を与えてくれるだけ良シナリオか。
神社のすぐ近くに専用駐車場があるので、車でもバイクでも気兼ねなく行けそう。
桃から生まれた瞬間の桃太郎像は行ったら必ずチェックしたいところ。
【巡礼済】愛州の里(三重県、「牛鬼の像」より)
愛州(あいす)の里(愛州の館)は、三重県度会郡南伊勢町にある歴史博物館。ゲーム中で紹介されていた「牛鬼の像」もコチラに。
四八(仮)上では「弓の名手」に関する話から始まったが、愛州の館には剣道に関する展示物が多いらしく、8月下旬には剣祖祭という全国の各流派演武者による武芸奉納が行われるとのこと。
高速道路を使えばそこそこ近いところまでアクセスできる(玉城IC下車→県道169号を南下)が、下道で行こうとしたら結構ヘビーな上に、通行止リスクもありそうなところに位置しているので(奈良経由だと特に)、出発前に通行止になってないかチェック(JARTIC)。
国道368号を通る場合かなりレベル高めな酷道ゾーンもありそうなので、行くなら車よりバイクのほうが楽しそうかも。
個人的には、バイク&オール下道で行くなら、愛州の里に行くまでがメインイベントになりそう(ガス欠には注意)
愛洲の里(館) 行ってみた
2023年7月下旬にバイクで訪問。バイクを停めている天然芝っぽい広場は駐車場で、自動車10~15台は停められそうな感じ(白線的なのは引いてない)。
愛洲の里は剣術の聖地的なひとつで、「影流」という剣術の祖である愛洲移香齋(愛洲久忠)ゆかりの地。面を打っているキャラクターの看板が至る所で確認できた。ヨンパチでは「弓の名手」がどうのこうのという話だったが、弓矢らしきものは愛洲の館周辺では見当たらなかった(ちゃんと隈なく探してない説)。
地図を見ると、現在位置(左側)の上に「牛鬼の石像」が描かれている。この館から少し離れたところにあるらしい。
牛鬼の前に五ヶ所城址に向かうと思われる階段があり、気になって行ってみた。北海道の百段階段を思わせるいで立ちではある。
「鍛錬の段」と名付けられているようで、トレーニングに使われているのだろうか、試しに上ってみた。
看板があるところから合計96段ある階段だが、この階段、結構段差があってもも上げを強いられる高負荷トレーニング仕様になっている。
終盤に差し掛かるあたりで乳酸が溜まってかなりキツかった。運動不足なこともあってか、登りきったところでは脚がプルプルと震えてしまった。なおこの震えは愛洲の館を出たあとも続いた。
頂上から観た眺め。なおこの横(左)にもうちょっと続く階段があったのだが、凄まじい虫の羽音が行く気を削いだため行かなかった。足元が狭いこの階段、降りる時は本当に危ないので足の踏み外しだけは気をつけてほしいと思う。
で、牛鬼の像を見に奥へ向かったのだがなかなか登場しない。思ったより奥にある模様。ゲーム中で富沢氏は「愛嬌のある顔をした牛鬼の像が出迎えてくれる」と言ってた気がするが、出迎えとは…
木でできた自然の門みたいなものをくぐり抜けた先に…
牛鬼発見。なんか画像がブレているのはおそらくさっきの階段を登った影響ということで勘弁願いたい。
顔は作り込んだ(彫った)感じがうかがえるが、胴体に関してはそれっぽい形のものをくっつけた感がすごいした。とはいえ多少は加工しているとは思うが。
横に書かれてある説明文は概ねヨンパチ内で説明されてた通りの内容(重明公が牛鬼を云々)。
なお駐車場からも見えた資料館は今回時間の都合で入館しなかった。剣術に興味がある方は牛鬼とセットで訪問してみてほしい。
余談ではあるが、愛洲の館がある南伊勢町(三重県度会郡)は晴れていたが、南側(中部)の尾鷲市は昼から夕方にかけてずっと雨予報だったようで、実際そこそこの雨量だった。それを知らず前日に南伊勢周辺の天候だけ調べて尾鷲市経由で愛洲の館に向かった私は、全身雨にさらされるというしょうもないミスをしてしまった。写真は尾鷲市にある道の駅海山から。
トンネルひとつ抜けるたびに天候が様変わりする山地特有の天候を感じさせる一幕だった(紀勢道をわざわざ降りて道の駅に向かわず、そのまま紀勢道を突破してたら長時間雨にさらされることはなかったのに…)。
近畿(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
筆者の地元である兵庫県のシナリオ(水槽、件)は2つあるものの、どちらも場所に兵庫県にまつわる逸話はなし(特定できず)。地元……(苦笑)
一応「件」が怪異蒐集家(かいいしゅうしゅうか)木原浩勝氏提供のシナリオ(紙芝居、読み上げはなぜか鶴ちゃん)であることだけが救い。
和歌山県シナリオ(相談)も和歌山である必要のない内容。和歌山に「リベンジャリン」なる交換殺人マッチングサービス組織は存在しない(たぶん)。
その他2府2県は聖地的なスポットが存在。
「大阪」を紹介するにあたってトンネルを並べる映像が見れるのはヨンパチ以外にない。左上:塩降トンネル、右上:石切トンネル(旧生駒トンネル)、中央:犬鳴トンネル、左下:滝畑トンネル?(不明)で野間トンネルがない。トンネルを見ただけで即答できるのは実際に行ったからであるが、別に自慢ではないし全部答えられたからといってなんの自慢にもならず、かえって気持ち悪がられるだけである(笑)
三上山(滋賀県、「三上山の大百足」より)
三上山(みかみやま)は野洲市三上にある標高432mの山。遠くから見ると青々と生い茂っている印象。
登山口には駐車場があるので車でもバイクでも行きやすそう。
滋賀シナリオ=ムカデ(百足)という印象は残っているものの、三上山という地名自体は正直印象に残ってなかった。
【巡礼済】一條戻橋(京都府、「京都の噂」より)
一條戻橋(いちじょうもどりばし、「一条戻橋」とも表記)は京都市上京区の晴明神社内にある橋。「橋」と言っても車が行き来できるようなサイズではなく、人が2列で通れるレベルのサイズの橋。
ストーリーテラーがさらっと名前を挙げたため聖地として登録。「あの世とこの世が行き来できる」という言い伝えがあるとのこと。
なお晴明神社の橋は復元として建てた「旧一條戻橋」で、現在運用中の一條戻橋は、晴明神社から100mほど南に存在する。
観光の際は是非近所の美味しいラーメンも食べて帰りたいところ。
一條戻橋 渡ってみた
2023年の4月上旬、今まで昼間の訪問ばかりだったが今回初めて心霊(?)スポットへ深夜に行くことに。写真は神戸市内のガソリンスタンド。時刻はすでに深夜の0時を回っている。目的地まで約100km、往復+その他巡礼予定もあったためどう見積もっても帰宅は朝を迎える計算に。完全に計画が狂っている。
道中で通ろうと思っていた道が通行止という幸先の悪い出だし。その他道を何度も間違え(ナビ案内を使わなかった&ナビの道情報がもう古い)おそらく30分くらいロスしてしまった。これで完徹が内定。
深夜2時半頃、いわゆる草木も眠る丑三つ時に京都入り。ローソンでトイレ&コーヒーを購入。目の前に深夜でも営業している数少ないラーメンチェーン店、横綱ラーメン(写真は横綱吉祥院店)があったが、全部終わらせてから行こうと思っていたら無事間に合わなかった模様(5時に閉店)。
京都に入ってからは分かりやすい道なので迷うことなく無事一條戻橋(晴明神社)に到着。時刻はちょうど3時だったが、見事なライトアップで出迎えてくれた。鳥居に掲げられている「☆」マークがなんとも不思議な印象を持たせるが、魔法陣ということなのだろうか。
そして肝心の一條戻橋は鳥居をくぐって左のところに。人が2列で通れる程度の幅、全長は10mもない。
立て看板を見ると「この橋は復元したもので、現在の戻り橋は100m南にある」という内容が書かれている。そちらはあとで訪問した。ということもあり、こちらの橋は「旧一條戻橋」と言われている模様。
せっかく着たので橋を渡ってみた。橋と言っても下に川や池があるというわけではなく、文字通り「橋の形をした道を歩いた」というだけではある。あいにくあの世とこの世の境目だとかスピリチュアル的なアレは感じなかった。
橋には段差があり、往路は問題なかったが復路でこの段差につまずいてあわや大転倒しかけるという珍プレーをかましてしまった。橋をわたる際は要注意。
奥にある本殿(?)は扉が閉ざされており入れず。いたるところに☆マークが確認できる。特に深く知らない私にとってはハイカラに見える。
そして現在架かっている現役の一條戻橋へ。パッと見た感じ橋っぽく見えないが、この下は川が流れている。春になると桜が咲いてるなどの情報が見受けられたが、この時は見受けられず。
撮影当時は気づかなかった(チェックしてなかった)のだがもう一枚の全体写真は見事にブレていた。この記事はどこかに寄稿するわけでもないので特に問題ないが、レポーターとしてはかなりマズい。が、コレ以外にないので記念にアップ。
車内部から見た一條戻橋。橋の入口、そして出口に信号があるが、この2つの信号は同時に青になるため基本的に橋の中で停止ということはあまりなさそう。どうでもいいが動画(60fps)から黄色と赤が同時に光っている瞬間があったので、記念にその瞬間をキャプチャした。
ゆっくり走行したが、橋はものの7秒ほどで渡りきった。この7秒の間にあの世とこの世を行き来した感じはなかった。そしてお次の五条大橋へ向かった。
帰宅し、この記事を書いてる最中に知ったが、橋のすぐ後ろには加藤清正邸跡なる史跡が、さらに後ろには小野小町にゆかりにのある史跡まであった模様。深夜だったためその時は気づかなかったが、歴史好きな方なら一條戻橋とセットで訪問してみることをオススメしたい。
【巡礼済】五条大橋(京都府、「京都の噂」より)
五条大橋(ごじょうおおはし)は、京都市東山区にある橋。鴨川の上に架設されている。
ゲーム内では「五条大橋は牛若伝説があるし」の一言で特に細かい解説はない。もはや聖地でもない(笑)
観光の際は是非近所の美味しいラーメンも食べて帰りたいところ。
五条大橋通ってみた
2023年4月に訪問。先に一條戻橋を巡礼後に南下し五条大橋へ。このとき時刻が深夜3時半ということもあり、走っている車はタクシーなどの商用車が大半。
現地到着。シナリオ内で「牛若伝説」と言っていたが、それにゆかりのありそうなモニュメントが道路の中央に確認できる。弁慶と牛若丸のモニュメントで、2人の最初の出会いがこの五条大橋という(厳密には「五條天神社」)のが通説とのこと。
光学ズームで。深夜だったから目の前まで行って撮ろうと思えば撮れたのだが、最後の宇治川ラインも走破してから閉店(5時)する前に横綱ラーメンを食べて帰りたいと思っていたからか若干の疲労もあり遠くから撮影するまでにとどめた。牛若丸と弁慶の五条大橋での伝説について詳しく紹介してある記事では、真正面から撮った画像があるので、気になる方はチェック。
五条大橋自体は3車線×2の非常に幅の広い橋だが、全長は50mほど。写真は深夜のため車一台すら確認できないが、昼間は国道1号という主要道路であるがゆえに相当混んでると思われる。京都探訪に深夜を選んだ要因の1つだったりする(渋滞に巻き込まれたくない、あと特に京都市内は運転マナーも結構悪い印象がある)。
ということで車で通ってみた。深夜だが街頭が多く、周辺は明るいが橋自体は暗め。
ヨンパチでネタにあがってなければただの橋にしか思わないが(そもそも「ネタにあがった」というほどの内容でもなかったが…)、事前情報のおかげでなんとも趣(?)のある十数秒間だった。その足でお次は宇治川ラインへと向かった。
【巡礼済】宇治川ライン(京都府、「京都の噂」より)
宇治川ラインは京都府宇治市と滋賀県大津市に通る県道(府道)3号・大津南郷宇治線のこと。全長約16.7km。
首なしライダーが出現するという言い伝えがあるとかないとか。行くなら是非バイクで行ってみたいワインディングロード。
それはともかく、瀬田川にかかる「大峰橋」などは夜中に歩くとすごく怖そうではある。
宇治川ライン走ってみた
2023年の4月、(一応)心霊スポット(道路)と呼ばれているところを深夜に走行するという自身初めての経験をした。上の画像はスタート地点周辺の平等院前。このとき深夜4時を過ぎており、心霊現象うんぬんよりもむしろ警戒していたチンピラ、暴走族関連との出会いももはやなさそうな時間帯に。
平等院の近くは街頭が多く、走りやすいという印象。
それが少し離れると一転、視界から街頭が消え、ハイビームをしているものの数十m先が見えるだけの狭い視界に。一條戻橋、五条大橋と順番に巡礼してきたがついに本番到来という感じ。
天ヶ瀬ダムを左手に走行中の様子。映像ではいまひとつ分かりづらいが、実際走っていると青色LEDを多用しているからか周辺が青く光っており、これが不気味な雰囲気を醸し出していた。ダム自体は暗くて見えなかった。
走ってて思うのは、昼間に走ったら自然豊かで景色も良さそうな相当気持ちいいワインディングロードだろうなという印象。カーブが多いが勾配があまりないため、初心者ライダーでも楽しめそうな雰囲気。ただこの日は深夜のため視界が悪く、リスクしかない。
出発から約8分、行く前から気になっていた大峰橋に到着。先約などいるはずもなく、誰もいない大峰橋をちょっと見てみることにした。
車のライトなども利用して明るいアングルで撮影したが、周辺に街頭は一つもなく、とにかく暗い。実際はもっと暗く感じる。
できれば橋を渡ってみたいとか思っていたが……せめて昼間に行ったことがあるとかなら渡れたかもしれないが、一度も渡ったことのない、しかも足元がまったく見えない、そしてよろめいたら真っ逆さまに落ちてしまいそうな気がしたため、これ以上先に進めず。ホラーとかそういうアレは一切関係なく単に怖い。
肉眼に近い明るさの映像。スマホでこの記事を読んでいる人は画面の明るさ設定を少し明るくしないとただの真っ黒な画像(左側が少し白く見える)というふうになっているかもしれない。実際の風景もそんな感じで、この風景+川の流れの音がちょっと聞こえるというのが現地の状況。せめて橋の天井からライトが1つでもあれば渡ろうと思ったのだが、本気でムリだった。
気を取り直して運転再開。結論を言うと首無しライダー以前にライダーと出くわすことはなかったが、滋賀県に入って左カーブを曲がった…次の瞬間。
シカ(?)に遭遇。正直運転中はもっと大きく見えたのだが、映像で見てみるとちっちゃ!というのが正直な印象。このあと復路でももう1頭遭遇したので、深夜走行時は首無しライダーよりも動物注意ということで。
車に乗ってるから渡れたというか、渡らないと先に進めないということで渡ったが、曽束(そつか)大橋も歩いて渡るのはちょっと気が引ける印象がした。とはいえ大峰橋より道幅があるので中央を渡れば怖くないか。車で走るという観点では道幅はそれほど太くなく、車2台がすれ違うのがちょっと怪しいレベル(すれ違えるとは思う)。走行時は注意。
ゴールが近づいてきたタイミングで急にキリが立ち込めてくるというホラー的なアレも待ち構えていた。映像ではそれほど見にくいという印象はないが、実際走ってるときは相当見づらかった&このタイミングでシカ出てきたらマジ危ないということでゆっくり走行。この点も深夜に行ってみようと思う方は注意(いないと思うが)。
国道422号との合流地点の信号まで到達して無事完走。その先にあった立木観音の駐車場のところでUターンして着た道を戻った。
復路では曽束大橋を渡りきった直後にトラックと遭遇し、あわや面倒なことになりかけたがそつなくすれ違えたので良かった。このタイミングで5時を迎えたため、京都で横綱ラーメンを食べて帰るという野望は途絶えた。
5時を過ぎたあたりから普通に対向車と遭遇する機会が増えた。地元住民からしたらこの宇治川ラインは心霊スポットうんぬんとかどうでもいいくらい重要な走行ルートなのだろうと思えた。というか、宇治川ライン=首無しライダーという認識が地元でにどれくらい認知されているのかは定かではない。
往路では一切確認できなかった月が復路では常時見ることができた。この日はたまたま満月に近い月で、月明かりがこれほど明るく感じたのはいつぶりだろうと思うくらいには周りが暗く、そして月が綺麗だった。
再び平等院周辺まで戻ってきて無事終了。道としては神戸市でいう六甲ドライブウェイに近いが、傾斜が少ない分宇治川ラインのほうが難易度は低め。今度は行く機会があったら昼間にバイクで走ってみたい。
帰りは新名神高速道路を使って帰宅。完全に夜が明けてしまった。なにやら新しい道(?)も建設中で、ますます発展しそうな雰囲気。
早朝の茨木千提寺PAの様子。大型車用駐車場はトラックで埋め尽くされているほどに盛況。
茨木千提寺PAはトイレ+自販機くらいしかないので、お土産とか買いたい方はこの先にある宝塚北SAの利用がオススメ。
トイレに入って出たタイミングでちょうど日の出に遭遇する幸運を得た。普段規則正しくない生活を送っている私にとって肉眼で見る日の出は本当に久しぶりな気がしたので、記念にと庭に備え付けられた岩に登って撮影した。
車に戻るまでのほんの数十秒の間で周辺がオレンジに染まった。また一日が始まる。結局6時半頃に無事帰宅。朝食を摂ったあと久しぶりに布団に入った直後即爆睡で、4時間ほど熟睡することができた(終)
【巡礼済】深泥ヶ池(京都府、「京都の噂」より)
深泥池(みどろがいけ)は、京都市にある池(+湿地)。シナリオ上では、夜にタクシー運転手が髪の長い女性に「深泥池まで」と言われて云々……という形で登場。
「夜中に深泥池までと言われるとタクシー運転手は嫌がる」との話だが、割と町中(都心からは少し離れている)にあるので、それほど嫌と思うかな?という印象はある。
実際行ってみると、虫が飛び交ってるだけでホラー感はなく(昼間に行ったというのもありますが)、Google Mapでは景勝地として指定されているものの、それほど美しい景観という印象も抱かなかったのが本音。
近隣住民からしたら虫が大層鬱陶しいのでは?と思った
【巡礼済】塩降トンネル、滝畑トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
塩降(しおふり)トンネルと滝畑(たきはた)トンネルは大阪南部の河内長野(かわちながの)市にある塩降公園周辺にあるトンネル。
大阪シナリオがまさかの富澤姉妹によるトンネル紹介というクソシナリオ(もう一つのシナリオは稲川淳二氏による直々の怪談シナリオなので、恵まれてるほうだとは思う)。「大阪といえばたこ焼き、串カツ、お好み焼き、そしてトンネルだよね!」という謎のノリでトンネルを紹介する。
特に塩降公園の西側にある「塩降隧道」がGoogle Mapでみた感じ最もホラー感のあるトンネルという印象。
中は落書きも多く、個人的には夜中に行って幽霊に遭遇するリスクよりもチンピラに遭遇するリスクのほうが怖い気はする。
塩降公園の北側にある「滝畑第一隧道」と「滝畑第ニ隧道」はパッと見はホラー感薄め。
塩降トンネル行ってみた
2021年10月下旬にバイクで訪問。国道170号→府道20号→府道61号と経由して和泉市側からトンネルに入るルートを採用。
最初こそ舗装道路だったが、突然砂利道に変貌し、砂利道が終わったかと思ったら峠特有の林道的なゾーンが続く。心霊云々以前に目的地の道中がやや不安……
また舗装路が再開したと思ったら布引不動尊なる神社(Googleマップ上には「身魂大神」と表記)が。
ガードレールの間を太い幹の大木が横たわるように鎮座。なんか訳あり感のある木である。
そして完全に舗装路が終了するとゴールはもうすぐ。
トンネル手前で再び舗装路が始まり、目の前に塩降トンネルを確認。
和泉市側から入るといきなり左カーブになっている。車一台分の車幅しかなく、対向車が突っ込んできていたら曲がった瞬間正面衝突のリスクがある。なお、「大阪トンネル巡り」のタイトル表示画面で映っているトンネルがこの塩降隧道と思われる。ゲーム内で富沢氏が「先の方で少し曲がっているのがなんか地味に嫌な感じぃ」と犬鳴トンネルについて仰っていたのはもしかしてコッチのことなんじゃないの?と思った。
ちゃんと事前にこのタイトル画面を見ておいたら同じ画角で写真を撮っておいたのだが、あいにく撮り損ねた。
早速入ってみるとランプが等間隔に設置されており、内部は非常に明るい。落書きは「令和2年」と書こうとしたのかもしれないが「和」がのぎへんだけになっている。勉強不足か(笑) それとも落書き中に……
河内長野市側から観た塩降トンネル内部。心霊スポットと知らなければ普通の整備されたトンネルという印象(防犯カメラも完備)。とはいえ夜中に来るとなると不気味に感じるだろうと思う。
【巡礼済】旧石切トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
旧石切(いしきり)トンネルは東大阪市にあるかつて利用されていたトンネル。Google Map上では旧生駒トンネルと記されており、ゲーム画面に表示される「立入禁止の鉄製の門」は実際に現地で撮影したものと思われる。
ゲーム内では富沢氏が「トンネル内で火災が発生して(略)」という話していたが、トンネル内の火災事故は1件と思いきや2件ある模様。1回目は1946年の4月で23名が死亡(これが富沢氏が言ってる方)、翌1947年に約40名が負傷(死者はいない模様)。
1948年に起きた事故(近鉄奈良線列車暴走追突事故)はWikipediaにもまとめられている。
また開通は1914年だが、その前年の1913年に落盤により約150人が生き埋めになる(19名が死亡)と、トンネルができる前から何かと災難続きのトンネルということから心霊スポット扱いされているのかもしれない。
旧石切トンネル行ってみた
2021年10月にバイクで訪問。国道170号走行時は平野を走ってる感満載だったが、国道から外れてすぐ突然山を登る勢いの上り坂が。地図で示すと↓のあたり。
周辺は完全に住宅街だが、ゴールは目の前に。
坂を登りきったところに、現在は使われていない孔舎衛坂(くさえざか)駅が。
もう少し先に進んでみると、フェンスの奥に例のトンネルを肉眼で確認できた。
内部への立ち入りは禁止とそこらじゅうに張り紙がしてあり、普段からそういう人がいるのかなと思わせる雰囲気。正直あえて中に入ったところで何もないと思うが…。
ということで、立ち入りはできないのでカメラを持ち上げて奥を撮ってみたときの様子。ヨンパチのゲームでも確認できた白い門的なものを確認。あの奥が旧石切トンネルということになるが、現在(立ち入り許可なく)これ以上接近することはできない。
別の位置からスマホでズームして撮影。たしかにゲームの通りの門が。ヨンパチスタッフは許可をもらって入って撮影したのだろうか。
帰り道、見えそうで見えない東大阪市内の景色が惜しい。
孔舎衛坂駅から見る景色もこんな感じ。
ということで、あまり巡礼にはオススメしづらいポイントといえそう。私は大阪に着たついでにこの辺発祥と思われるラーメン一作(一作ラーメン)に久しぶりに行ったのでまぁ最悪コッチがメインだったと思えばどうということはない(約10年ぶり)。一作ラーメンはスープの雰囲気は天一と似てるけど、出来上がった状態ではやや味は薄め(醤油の濃さ的に)で、自分でタレなどを加えて味付けを調整する(しやすい)スタイルなのが個人的には好き。
【巡礼済】野間トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
野間トンネルは大阪府北部の豊能(とよの)郡にあるトンネル(野間隧道)。峠をまたがるように建設されている。
パッと見ホラー感は薄いものの、夜中に行くと人気のない峠の中にあるトンネルということもあって怖そう。
野間トンネル行ってみた
2021年10月下旬にバイクで訪問。西側からトンネルに向かう途中の峠ゾーン(府道4号)は街灯がなく、木々も生い茂っているため、夜中に通ると月明かりも遮られて非常に怖そう。
ただ意外(?)にも交通量はそれなりにあって、私がトンネル付近を散策している間、十台以上の自動車・商用車・バイクを確認。国道423号と477号をつなぐ重要なルートというのが府道4号の実態という感じ。
バイク走行中、木々の間を光が通り、まるで天からのはしごのような一筋の光が差し込んできた時は一瞬スピリチュアル的なアレを感じた。時間によってはつづら折りゾーンでこういう神秘的な景観が味わえるかもしれない。
トンネル内部。ちょうどトンネル中心が最高点になっているようで、道路が軽くうねっている。トンネル側面には落書きが大量に書かれており、夜な夜な若者が集っているのか?という雰囲気を伺わせる。こんなところに(おそらく)夜中に来てわざわざ落書きするのは理解できない(「こんなところにわざわざバイクで行くのは理解できない」というツッコミはNG)。
東側から観た野間トンネル。トンネルといえば山を掘って作るものだと思うが、天井を見るとそもそも山を掘ったというわけではなさそうだし(でもトンネル天井に何故か木々が確認できる)、いろいろと疑問を感じさせるつくりである。
中央線があり対向車線になっているものの車幅はかなり狭め。歩行者用の通路もない。人が徒歩でトンネルをくぐる例は少ないと思われる。もし夜な夜な1人で歩いている人がいたら……?
豊能町側のトンネル出口に完全走行不能状態の車が放置されていた。車のデザイン的にも相当古そう。
トンネルを抜けた後には「日蓮宗霊場 能勢妙見山」という看板が確認できる。「霊場」というワードが野間トンネルに心霊スポット感を与えているような気がした。なお能勢妙見山は観光スポットして人気で、桜→あじさい→紅葉→雪景色と四季を満喫できる景観が好評を博している模様。
【巡礼済】犬鳴トンネル(大阪府、「大阪トンネル巡り」より)
犬鳴トンネル(犬鳴隧道)は、大阪府泉佐野(いずみさの)市にある燈明ヶ岳(とうみょうがだけ)近辺にあるトンネル。七宝瀧寺(しっぽうりゅうじ)、行者の滝に向かう林道の少し先に建設されている。
犬鳴山の公式サイト(真言宗犬鳴派大本山 犬鳴山七宝瀧寺)では、お寺の紹介やお知らせが当ブログとは比べ物にならないハイカラなレイアウトで公開されており、一見の価値あり。最先端技術で仏教が紹介されている。
流行病絶滅を祈祷するため、毎日護摩行をされているとのこと。
シナリオ上では「いぬなきやま」と言っていたが、正しくは「いぬなきさん」で、また「犬鳴山」という山は大阪には存在せず、泉佐野市にある燈明ヶ岳(とうみょうがだけ)周辺のことを犬鳴山と名称することがあるとのこと(Wikipedia情報)。
ただ、肝心のトンネルが……Google Mapでは見当たらない……?(10/28追記)見つかりました。行ってきます^^;
周辺は温泉やら旅館やらがあるので、行く場合は一日泊まって翌日奈良ツーリングへと洒落込むのもアリ?結構入り組んだ道が多い印象なので、車よりもバイクの方が楽しそう。
(10/28追記)犬鳴トンネルに行く場合は車一台が通れるような林道を通ることになるため、アクセスの際はご注意を(グーグルカーはアクセス済な模様)。
燈明ヶ岳はわりと登頂するには難易度の高い山とのこと、行く際は要注意。
犬鳴トンネル行ってみた
2021年12月にバイクで訪問。↑は府道62号から左折し、トンネルのある筋に入ったところ。
ちょっと進んだら、片側一車線のコレが国道だったら酷道、県道だったら険道に認定できるような片側一車線の道路に。なおコチラは林道。わりといろんな酷道を走ってきたつもりだが、この道はまあまあ危険だと思った。特に車で行く際はすれ違えるところがかなり少ないので覚悟したほうがいいかも。もちろん「車で行く」というのは犬鳴トンネルじゃなくて七宝瀧寺のほうだと思うが。
先に七宝滝寺(犬鳴山不動尊)を見学してから意を決して犬鳴トンネルへ(七宝瀧寺については後述)。
七宝瀧寺の駐車場を出てから2分もしないところにトンネル出現。この距離感だと非常にホラーな雰囲気を感じる。
入口に近づいてみると、内部で電灯がついているがかなり暗め。そしてホラースポットトンネル定番の落書きも確認できる。
ハイビームにしてるのはともかく、トンネル内部は意外と明るく感じた。そして中に行けば行くほど派手さを増していく落書き。落書きはときに路面にも確認できた。
そして富沢氏が言っていた「先の方で少し曲がっている」というのはコレのことだろうと思われる最終カーブ。やな感じと思うかどうかは人次第だが、私個人としてはそれほど嫌な印象は持たなかった(言うほど急じゃなく、対向車とビックリ遭遇という感じが起こりづらいと思うため)。コレよりも塩降トンネルのカーブのほうが明らかにやな感じのカーブだと思った。
カーブを曲がった後しばらく直線が続いて出口へ。出口を抜けた後も林道特有の細道が長く続くので、この手の道のツーリングが好きな方にはオススメできるルート。
出口(和歌山方面側)から見た犬鳴トンネル。
トンネル入口に「落書きは犯罪」の掲示が。皮肉にもその横の掲示に落書きがされている。
そのまま進んでいくと、和歌山県を一望(?)できる葛城山まで行くことができる。この画像は展望台からではなくその手前の車置き場周辺からの一枚。展望台からだともっとよく見えると思われる。
七宝瀧寺訪問レポ
明らかにコッチのほうが犬鳴トンネルより行く価値がある、と思っていた七宝瀧寺にも訪問したので軽くレポート。駐車場も完備ではあるが既に紹介したように道中は結構危険というか細いのでその点注意。駐車場もなかなかに急斜面になっているので、車高を下げてる車などは要注意。奥まで行くと砂利の路面ながら平坦な広めのスペースがある。
駐車場から少し歩いて、いきなりハッとさせられること間違いなしなのが、広場(?)にある大きな不動明王。この銅像や寺の雰囲気、そしてこの先にある「滝」などから私は「逆転裁判3」最終話で登場する舞台(葉桜院)の、天流斎エリスが殺害される現場のモデルになったのではないかと感じた(実際は違うが)。
奥に進むとあるのは修行僧が使用するとされる滝。公式サイトを見る限り実際に修行としてこの滝に打たれることができる。修行をしないにしても手前の橋(行者の橋)を渡ってギリギリのところまで近づけるので見応え十分。
私はたまに神社などに行くものの結局大して何も思わないことが多いのだが、七宝瀧寺に関してはスピリチュアル的なアレを感じることができる名所だと感じた。単純に驚きと爽快感(滝)が得られる。この手の観光スポットが好きな方には特にオススメしたい。もちろん犬鳴トンネルには行かなくて良い。記念に販売所で買った交通安全のお守りは、現在車の運転席から視界に入るところに取り付けている。
【巡礼済】葛城一言主神社(奈良県、「土蜘蛛」より)
葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)は、奈良県御所(ごせ)市にある神社。ゲーム内で蜘蛛の駆除を依頼した方(壁鍬又吾郎)がふと「一言主神社」と口にしており、その神社がおそらくこの葛城一言主神社を指していると考えられる。
ゲーム内では「人の顔をしてない蜘蛛だけを駆除するミニゲーム」となっている(土蜘蛛=人面蜘蛛というわけではなく、あくまでゲーム用のネタと思われるが、伝記上では人に化けている模様)
筆者はヨンパチをするまで知らなかったが、年に数回祭祀が行われている知名度の高い神社な模様。
葛城一言主神社 行ってみた
GW中(明け?)の平日金曜日に訪問。平日の昼間ではあったものの多少の先客がいた(車約8台ほど駐められる駐車場あり)。
本殿に向かう手前にそれほど傾斜はキツくないものの数十段に及ぶ階段があり、荘厳さを感じさせた。また入口の後ろには鳥居もある(冒頭の写真参照)。
上から見た入り口はこんな感じ。
本殿の目の前には「運気向上」と書かれた札と賽銭箱を確認。二礼二拍手一礼をして願い事をされていると思われる熱心なお客さんが数組いた。
(私にとって)肝心の土蜘蛛塚は本殿の横(画像右端奥)にあり、その手前をなぜか掲示板を配置し、さらに木で覆い隠していることから、あまり土蜘蛛塚を大っぴらにしたくないという意図を感じさせた。
とはいえ土蜘蛛塚の説明書きも掲示されており、よく読んでみると「マンガやん」という内容が記されている。端的にまとめると「人間に化けた害悪(土蜘蛛)が時の武将(源頼光)を殺そうとしたが逆に返り討ちにした(害悪どもを滅ぼした)。その後病気とか流行ったから供養したのがコチラ」という感じ。
「蜘蛛塚」と書いている立て札があるが、奥をちゃんと見ないと蜘蛛塚を確認することはできない。
写真を撮っている方は複数人いたが、筆者のように土蜘蛛塚を熱心(?)に撮影している人は誰もいなかった。
土蜘蛛塚の横にある「至福の像」は頭の部分だけキレイにツルツルになっており、コレは「像の頭を撫でてみませんか」という掲示にならって撫でている訪問客がたくさんいるからと予想。それだけでこれだけ(他の部分と)輝きが変わるものかと感じた。日々の手入れの大切さを思い起こさせる(なお撫でたらどのような効能がとかそういうのは書いていない)
中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
広島県シナリオで突然「よく見ろ」と言って見せられる一枚の写真。8秒ほど一切操作しなければ写真にいろいろな映像が浮かび上がる
広島県シナリオ(ヒバゴン)は四八(仮)を一躍有名にしたシナリオで、一応「ゴリラのような怪物(≒ヒバゴン)が出没した」とされる比婆山があるが(「ひばやま」で見つかったから「ヒバゴン」と名付けられた)、シナリオ上では一切紹介されていない。そのため、「広島とは全く縁のない、四八(仮)が無理やりでっちあげた謎生物」と思っている人もいるかも?
ヒバゴンと思われる物体が浮かび上がった例。この記事作成のために久しぶりにプレイしたら2回連続出現した模様。
水木しげる記念館(鳥取県、「水木しげる記念館」より)
水木しげる記念館は鳥取県境港市にある記念館。妖怪に興味がない人でも聞いたことがあると思われる「水木しげる」さんの出身地でもあり、周辺には「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターオブジェなどがいっぱい設置されている「水木しげるロード」もある。
なおシナリオ上では水木しげる記念館を一切紹介することなく、記念館の内部で謎のドリンク(妖怪の餌)を販売するだけという内容になっている。
余談だが、シナリオ中に「神田」という人物名を上司として出していることから、鹿児島シナリオと宮城県シナリオ(ダンボール)でメイン出演の神田堤造と同じ会社に所属している模様(完全不要な豆知識)。
【巡礼済】鳥取砂丘(鳥取県、「水木しげる記念館」より
鳥取砂丘は鳥取県鳥取市にある砂丘。ヨンパチでの登場に関係なく説明不要の人気・有名観光スポット。ラクダがいる(運が良ければ)。
シナリオ主役の山田一郎さんが、0歳の魔女(黒井きらら)を水木しげる記念館で軽くシカトした後に訪問し、そして謎の生物(姿も出てこない)に殺されるだけのロケ地として使用。
そもそも鳥取砂丘=心霊スポットという話を(メジャーには)聞かない上に、水木しげる記念館から鳥取砂丘への移動はほぼ鳥取横断レベルの移動になるため、おかしいとまではいわないが違和感がある(下地図参照)。
なお、鳥取砂丘で白骨の遺体4人分が発見されたという報道が過去にあったが、それは2011年の話でヨンパチ発売後の話である上に、遺体は江戸時代後期~明治初期のものと発覚したとのことで事件性はなく、心霊スポットの異名を取るには条件が足りないと思われる。
ということで、「鳥取といえば水木しげるさんと…鳥取砂丘だな」みたいなノリで作っただろと思われても仕方がない。「大阪といえばたこ焼き、串カツ、お好み焼き、あと…トンネル!」と同じノリを感じる。
鳥取砂丘で謎の生物に突然殺される山田一郎さん。映像的には問題ないものの、音的にグロ注意。
鳥取砂丘 行ってきた(10年ぶり、3回目)
2024年3月の平日に車で行ってきた。実は本来は行くつもりじゃなかった。本来の目的は鳥取にラーメン屋に行くことだったが、目的地に着いたら営業終了近いにも関わらず、目視できるだけで5人の行列を店外で作っていたため断念。腹案として用意していた店に14時10分に到着したが(営業14時半まで)、おそらく14時ラストオーダーで準備中になっていたり……と踏んだり蹴ったりな鳥取ドライブになりかけたので鳥取砂丘に行くことにした(笑)。
写真は鳥取砂丘を高いところから見ることができる「砂丘センター 見晴らしの丘」にある駐車場より。駐車料は無料だが砂丘までは歩いて5~10分かかる。リフト(往復400円)を使えばらくらくではある。
見晴らしの丘の3階展望台から見た鳥取砂丘の眺め。もうちょっと高くないと全貌を見ることはできなさそうだったが、日本海の水平線とセットで見れる貴重な観光ポイントということでオススメ。
ということで砂丘に向かった。今回でたしか3回目の鳥取砂丘なのだが、リフトを使ったことはなかったので初めて乗ってみた。
リフトからの眺めは絶景かと思ったらあいにくそんな感じではなかった。なお、帰りのルートでは記念撮影ポイントがあり、自動音声かと思ったら1回1回リアルタイムで担当の人が呼びかけた上で「ハイ、ポーズ」の掛け声とともにシャッターが切られる。撮ってもらった写真は出口で販売している。
リフトから降りて早速の景色。やっぱり公園の砂場とはワケが違うスケール感。あと風が強い。直近で雨が降ったのかやや地面は固めになっていて比較的歩きやすかった。あと岩肌が晒されてる部分は砂の上と比べて圧倒的に歩きやすいので、見かけたらそこを歩くと良いと思う。
昔あの崖のような坂を登ったなと思ったらやっぱりこの日も崖に挑む方が複数いた。歴史は繰り返される。一応登れなくはない。山田一郎さんもここを登ったのだろうか(唐突なヨンパチネタ)。
崖の手前に水たまりのような領域があるがここ以外は一面砂。昔(15年以上前のGW)と全く変わってない。時期によってはこの周辺に草が生えたりしている時がある(初回訪問時)みたいだが、この日はキレイに処理されていた。
崖のような坂を越えた先に見える景色。今日は比較的波は強めだと思った。夏だったら海水浴してるのだろうか?やっぱり日本海の水平線は普段筆者が定期的に見る瀬戸内とは違うスケールを感じる。初めて来た時はパラグライダーをしている人を見かけたが今回はいなかった。あと当時ラクダもいたがこの日はおらず(悪天候という理由で)、今もラクダに乗れるサービス(有料)が行われていることを確認した。
ちなみに何も知らず12月末に行ったとき(2013年末)は雪で真っ白だったので、訪問の際は春から秋の間に行くことを推奨したい(苦笑)。これはこれで綺麗ではあったが…
突然ヨンパチに話を戻すが、山田一郎氏はここで画面に映らない謎のモンスター(?)にやられたわけだが、もしかしてモンスター=ラクダとかそういうオチ…?と思ってしまった。まぁなんにも考えず適当に作ったオチだろうけど。
ということで聖地巡礼後、腹案の腹案として用意しておいた昼休憩のないラーメン屋に16時頃に訪れてつけ麺をいただいた。冷盛りを注文したらすごい歯ごたえ(芯が残ってると感じるレベル)で400gを完食したときには顎が疲れた。
あと400gはもうキツいと感じる年頃になってしまった(完)
【巡礼済】琴ヶ浜(島根県、「琴ヶ浜海岸」より)
琴ヶ浜(ことがはま)は島根県太田(おおだ)市にある海岸沿いにある砂浜。砂浜を歩くと音が鳴る「鳴き砂」で有名。
特にホラー感はなく、一度生で見てみたい美しい砂浜がGoogle Mapで確認できる。砂浜前に駐車場がある(有料)。 ※追記:私が行った時(第一金曜日)は徴収係など不在で無料で駐められました
肝心のシナリオも、R1ボタンを押しっぱなしにしたら十数秒ほどで終わるフルボイスちょっとイイ話シナリオ。島根県シナリオはコレ1つのため、島根県ユーザーはさぞかし憤慨したのではと。RTA的には気楽にプレイできるシナリオか。
シナリオ中に紹介される「琴姫の墓」も要チェック(駐車場の横にあります)。
琴ヶ浜 行ってみた
2021年の11月に車で行ってみた。平日ということで人はほぼおらず、10台ほど駐車可能な駐車場も自分だけだった。
駐車場のすぐ横に例の琴姫の墓(碑)を確認。供え物がされており、定期的に手入れがなされていることが伺えた。
早速浜を歩いてみたものの、当日午前に雨が降ったからか鳴り砂が鳴りにくいコンディションだった模様。一回だけ聞こえたような気がしたが、音が鳴る子供向けサンダルやブロリーが歩く時みたく音が鳴るようなことがなかった。
水平線の奥には朝鮮半島が見えると思われるが、さすがに遠いからか見えなかった。
浜には謎の白いドアが置いてあった。普通に開閉できる。
琴ヶ浜海岸から少し北に進んだところには静之窟(しずのいわや)という洞窟があり、むしろコチラのほうがミステリアスでヨンパチチックな雰囲気があった。
崩落の可能性があるため危険という旨の掲示があったが、近くで海水から塩を精製していたおじさんに「大丈夫大丈夫w」と言われ入ってみた。中は天井が高く秘密基地的な雰囲気を持っていて、祠のようなモニュメントが確認できた。
【巡礼済】吉備津神社(岡山県、「吉備津神社」より)
吉備津神社(きびつじんじゃ)は岡山市内にある国宝に指定されている神社。富澤七姉妹のひとりによる通称るるぶななめ読みシナリオ。すぐ近くに「吉備津彦神社」もある。
シナリオ内で紹介されている「鳴釜神事」は今もやっており、時間指定(午後2時まで)があるので見たい方は要注意。
行ってみた
2021年10月8日に車で訪問。駐車場は非常に広く、よほどの大イベントの時に行かない限りは駐車に困ることはなさそう。
なお訪問二日後には秋季大祭(10/10)が予定されており、それを知らずに10/10に行ってたらそれなりに人がいたと思うのでビビったかもしれない。
北側から入場すると、最初に本殿を見ることができる。
本殿内には大型モニタやタッチパネル式の案内板が多数設置されており、近代化が進められている。便利と見るか風情が損なわれると見るかは意見が分かれそうなところ。
一童社には学問の神が祭られているとのことで、多くの受験者が最後の神頼みに訪れていることが想像できる。
本殿と御経殿・本宮をつなぐ廻廊。神社に勤めていると思われるお坊さんにすれ違うたびに挨拶された。
廻廊の途中にある鳴釜殿入口横にある看板。ここで例の鳴釜神事が行われる模様。
訪問日が金曜ということもあり、当日は鳴釜神事は行われていなかった(受付時間も過ぎていた模様)。ヨンパチはなにかと作り話も多いのでネタと勘違いしている人もいるかもしれないが、コレに関しては本当ということが伺えた。(完)
壇ノ浦(山口県、「壇ノ浦」より)
甲羅に人間のような顔が描かれているカニを「平家蟹」と呼ぶらしい。
壇ノ浦(だんのうら)は下関市内にある町。平家が滅ぼされた戦いとして有名な「壇ノ浦の戦い」で有名。
シナリオでは、平家蟹にまつわる噂を富澤姉妹(金花)が嘲笑気味に否定するという内容。
地名の紹介は特にないものの「壇ノ浦の戦い」というワードがちょろっと出るのと平家物語の冒頭が引用されているので、国語の勉強にはなる。
【おまけ?】ヒバゴン探してきた(広島県、比婆山周辺ドライブ)
2023年6月下旬、ドライブを兼ねて比婆山周辺まで車で走ったついでにヒバゴンを探してみた。上の写真は広島県に入った後、国道182号線を少し北上したところにある道の駅さんわ182ステーション。
岡山-広島間で朝から大渋滞にハマった以外は概ね順調だったが、この道の駅で車から降りようとしたときにカバンが運転席の横においていたホットコーヒーのカップに当たったのか、運転座席にぶっ飛んでコーヒーをぶちまけるという大失態をかましてしまった。結果的に(悪い意味で)印象に残る道の駅の1つとして筆者の心に刻まれた(笑) コーヒーの後処理に追われていたときに、たまたま道の駅内で流れていたFMラジオで、自称ラーメン大好き(らしい)アイドル?のラーメン語りとラーメンにまつわる曲の披露が印象的だったが、名前とタイトルを覚えていない。
国道182号線は、国道2号から進入した直後はまだ町並みというか建物が多いが、少し進み、中野の交差点(信号)を越えると急に山道に変貌する。ツーリングならソロ・マスともに最適なワインディングロードが広がっていたのでライダーにオススメしたい。
右手には見えないが成羽川(なりわがわ)が流れている。夏だったらどこか車を置いてゆっくりしたいところ。
今回は比婆山に登るだけの準備と体力が足りないため、とりあえず比婆山に近い「ひろしま県民の森」(比婆道後帝釈国定公園 ひろしま県民の森)を目指していた。おそらく推奨手順となっている、R182→R314と経由して最後に県道でもない道に入ってから県道256号を走るというルートをたどる予定だった。
国道314号線、ゴールはもう近くで、この丁字路を左折して県道でも国道でもない道路を進むのが正規ルートなのだが、曲がりそこねてそのまま直進してしまう。
で、県民の森に向かう道の県道となっている県道256号に合流した結果が…
コレである。険道を走る予定はなかったのだが… 「ひろしま県民の森」に繋がる県道256号を走ったはずのに、コチラのほうが完全1車線のすれ違い不可道路になっている。
しかも写真を一枚スマホで撮ろうとしたらAndroidがフリーズするという珍現象にも合い、さっきのコーヒーといいなんか不運が続く展開にヒバゴンの逆鱗に振れてしまったのだろうかと思ってないことを思った。
車一車線分の道幅につき、対向車が着たら基本的に終了である。今回は運良く対向車と出くわさなかったが、そもそもこの道はあまり使われてなさそう。
正規ルートに合流すると対向車線に。
県民の森に着いたが、どこに車を置いたらいいかよくわからなかったので、とりあえず看板の横に停めて記念撮影したが、たぶんここは駐車場ではない。
比婆山に登るには別の場所(下記)に車を置いて登るのが理想だが、この道案内を見る限り、ここから比婆山に登るルートもあるっぽい。
広場には広大な天然芝が広がっていて、レジャーシートを敷いて寝転びたい気分になった。が、この撮影の直後、さっきまでずっと持ちこたえていた天気がついに崩れて雨が振り始めるわ、蚊がとにかく飛んでるわで寝転がるなんて状況ではなかった。
せめて蚊がいなければ…
ちょっと散策していたのだが、本降りになったので避難。
大降りに変貌。ヒバゴンの呪いか(笑)
20分くらいで止んで太陽の光が降り注いできた。この間駐車場所を3回移動するという無駄な行為をしていたが、上の写真の場所こそ正しい駐車場。奥に見える建物が「公園センター」で食事や売店がある模様(今回は入らず)。
復路は国道183号を南下した。上のGoogle Mapsに映っている看板にある通り、県道254号のほうにある駐車場(立烏帽子駐車場)のほうが比婆山に登るには最適らしい。
あと「比婆山駅」というJRの駅があることを事前に調べておいたのだが、午前4時から出発してこの時12時前で疲れてきたこともありスルーしてしまった(笑)
そのまま国道を下りつつ途中県道を走ったりしていた結果…
…どうしてこんな険道(県道26号新市七曲西条線)を走っているのだろうか。
しかも、わりと対向車とすれ違うことが多かった。タイミングが悪ければそこそこ長い距離をバックする必要が生じるかも、と初見殺し感満載。個人的には楽しかったから良かったが、ヒバゴンをお探しの際は無難に国道(182号→314号)を北上することをオススメしたい。
早朝からずっと走りっぱなしで疲労感(+眠気)も出てきた最中だったこともあって、逆に集中して走ることができた(内心疲労が溜まったときの運転は、2車線の国道を走ってる方が危ないと感じる)。
途中国道2号から岡山ブルーラインに抜けて、久々に瀬戸内海の景観を眺めながら帰宅。岡山ブルーラインはバイク・車両方オススメのドライブルート。そういえばヒバゴンはいなかった(完)
四国(徳島、香川、愛媛、高知)
四国4県の大半は地元特有の話でなく、どこの都道府県で紹介しても通る内容になっており、聖地などない(笑)
徳島県(遺産)がミニゲーム、愛媛県は稲川淳二氏原案怪談シナリオあり、高知県には水木しげる氏原案シナリオがあるが、香川県シナリオ(布団)はグロ注意な画像が出てくるオチもあるのでプレイの際は要注意(今更プレイする人いないだろうけど……)。香川は二度とやりたくない
愛媛県シナリオ(呪われた旅館)では、稲川淳二氏原案シナリオで「大きな木」「木造の3階建て」「ダム湖」「吊り橋」などのワードが出てくるものの、ココっていう場所は特定できない感じ。
一本松(町)(愛媛県、「ノツゴ」より ※シナリオは高知県)
結局行く先は高知県内でなく愛媛県……
一本松(いっぽんまつ)町は、シナリオ中に主人公(H氏)が訪れる地域。なお現在は合併により愛南(あいなん)町に名を変えている上に、「高知県」シナリオで登場する割に一本松町は愛媛県である(高知との県境の町ではある)。
主人公はここで親に生き埋めにされたものの生き延びるということを知ることになるのだが(子供の頃に生き埋めにされた子のことを「ノツゴ」と言う模様)、その主人公のプロフィール(生年月日)が大正11年3月8日生まれで水木しげる先生と全く同じという意味深な内容になっている。
水木しげる先生のWikipedia上では実際にそのような体験をしたという表記はなく、あくまで本人を題材にした作り話(と思われる)。
九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)・沖縄
福岡県のシナリオが「トンネル」なので映画の題材(犬鳴村、Amazon Prime Videoでも配信中)にもなった(旧)犬鳴(いぬなき)トンネルを題材にしていると思いきや、別のトンネルが舞台になっている。 ※↑で紹介している大阪の犬鳴トンネルは別物
「犬鳴トンネル」は福岡シナリオ内で一応文字だけは登場する。現在は新犬鳴トンネルが完成し、旧犬鳴トンネルへと向かう道路は市が侵入を禁止しているため、柵があって入ることができない。だから題材にできなかったのか?
界隈ではニセタッ●ー&翼と話題になったお二人が登場する福岡県シナリオ。右側がトンネルの中に入る。
熊本県シナリオで「河童の銅像」が紹介されるが、Google Mapで調査したが見つけることができなかった。なお、熊本県内に河童の銅像はたくさんある模様。
この銅像に見覚えのある方はご一報を。
ただ熊本県内の聖地(候補)はたくさんあり、マップに示すと熊本を北から南まで縦断する必要がある。全部行くなら1泊2日で計画を立てる必要がありそう。
北部の2つが「トンカラリン」と「旧阿蘇大橋」、西側(天草)の2つが「おっぱい岩」と「油すましどんの墓」、南部は「永国寺」
沖縄県は例のアレ(ルー語少女フルボイスシナリオ×2)につき、聖地なし。正直題材は無限にありそうな気はするが、「ホラーゲーム」としてネタにしたら一部の界隈から怒られると判断したか。
旧仲哀トンネル(福岡県、「トンネル」より)
旧仲哀(きゅうちゅうあい)トンネルは、京都(みやこ)郡みやこ町(まち)と田川(たがわ)郡香春町(かわらまち)の境にあるトンネル。現在は国道201号に新仲哀トンネルができたため利用されなくなった。
ゲーム上では勝山町(かつやままち)と表記されているが、ゲーム発売の約1年ほど前(2006年)に合併によってみやこ町が発足した。
ゲーム内のシナリオいわく、トンネル内(?)で殺人事件が起こっているいわくつきのトンネルらしい。少し調べたところ「戦後最悪の連続殺人」と呼ばれているらしい西口彰事件における福岡での一件のひとつがこの旧仲哀トンネルの模様。
また出入口が塞がれているとのことで、2021年8月にGoogleカーが撮影したらしい映像では香春町(かわらまち)側の入口に柵が立てられていることが確認できる(下画像参照)。
話の展開上香春町側の旧仲哀トンネル入口とされる映像。Googleカーはこちら側は走っておらず、実際もこういう見た目なのかどうかは不明、福岡に行く機会があったときに余裕があれば寄りたい。余裕があれば。
トンネルを抜けたあとのゲーム背景はコレをモチーフにしたのか、どことなく似た映像が表示される。
トンネルを抜けた直後に表示される背景画像。話の流れ上香春町側のトンネル出入口付近と思われるが、そこらへんの森を撮影しているだけかもしれない
志免炭鉱廃墟跡(福岡、「トンネル」より)
志免炭鉱廃墟跡(旧志免鉱業所跡)は糟屋郡志免町(しめまち)にある炭鉱跡。シナリオ内でニセタッ●ー(城山一喜)が旧仲哀トンネルの危険度の表現において「志免炭鉱廃墟跡の比じゃない」旨の発言をしていたため記念に登録。
国内唯一の終始国営の炭鉱で1964年まで運営されていた。現在は重要文化財・近代化産業遺産として認定されており、周辺が綺麗に整備されている。
Googleストリートビューで確認すると、炭鉱跡周辺は公園になっており、豪華な遊具に広々としたグラウンドが確認できる。ちょうど凧あげをして遊んでいる少年少女も映っておりほのぼのとした雰囲気が感じられた。
さらに総合福祉施設「シーメイト」が隣接されており、志免町憩いの場となっている模様。ホラー要素ゼロである。
松浦一酒造(佐賀県、「河童のミイラ」より)
松浦一酒造(まつうらいちしゅぞう)は伊万里(いまり)市山代(やましろ)町に実在する酒造店。創業300年を超える老舗で、店内に河童のミイラがあるということで佐賀シナリオで紹介された。
佐賀県もあまり話題にならないがフルボイスのるるぶ斜め読みがっかりシナリオのひとつ。公式サイトではミイラの紹介もあり、見学を希望すればミイラを見ることができる。
河童のミイラが見つかった途端子宝に恵まれたみたいなエピソードがあることから、子宝に恵まれない方の聖地(?)的な感じになってるらしく、訪問の際はお供え用のきゅうりとお菓子を持ってどうぞとのこと。
グラバー園(長崎、「信愛」より)
グラバー園は長崎市内に実在する庭園。江戸末期に鎖国解消で来日した外国人の居留地的な存在で、名前になっている「グラバー」も日本に渡り住んだトーマス・ブレーク・グラバー氏に由来している模様。詳しくは公式サイトで。
ヨンパチ史上最も卑屈(?)な男、島田次郎さんに突然彼女ができた挙げ句デートに誘われる微笑ましい展開
シナリオではしまじろうこと島田次郎と(ハッピーエンドシナリオでは)後に妻になる天木茜と結婚前に訪れ、「園内にあるハートの形をした石3つに一緒に触れることができれば永遠の愛が叶う」というような言い伝えを元に石を探し、無事見つけだしそして結婚するというヨンパチ史上最もハッピーでハートフルな展開に心洗われる気分になるが、あいにく長崎シナリオの内容の大枠が「グワシ」で有名な方の短編集を盗作したのではないかと疑われており、総じてなんともヨンパチらしいオチと感じさせる。
シナリオ上で、ハートの石の3つのうち1つはモニュメント的な感じで置いてあると話していたが、残り2つは石畳の地面のどこかにあるっぽい感じだったので気になる方はカップルで探索を。
なお、グラバー園公式サイトのAbout usのページにマップがあり、そのマップ内に意味深なハートのマークが3箇所書き込まれており、そこにあるのでは?という感じはある。
もう既にお気づきかと思うがグラバー園は心霊スポットではない。が、ヨンパチ好きなら長崎=グラバー園ということで長崎訪問時は是非寄りたい。
また余談として、ハッピーエンドシナリオに派生する方法(ヒント)を、あなたシナリオ第一話で島田次郎本人が「住民移動が関係してるんですけどね…」と語っており、ずっと長崎を攻略できずこれを元にやっと気づいてクリアした筆者としては感慨深かった…ような気はする(相良澄江を他県に移動させると派生)。
阿蘇大橋(熊本県、「旅の思い出」より)※シナリオは秋田県
新阿蘇大橋から、かつてあった阿蘇大橋を眺めるアングル。自殺者対策なのか高めの柵が端から端まで設置されている(反対側に歩道があるため、新阿蘇大橋を歩いて渡ることはできる)。画面右に映る赤い橋は南阿蘇橋
阿蘇大橋は阿蘇郡南阿蘇村に実在していた橋。2016年の震災により崩壊してしまった。現在は阿蘇大橋にかわり新阿蘇大橋が建設され、国道325号として利用されている。
2016年に起きた地震で崩落してしまった阿蘇大橋。入口は現在閉鎖されているが、橋の近くまではアクセス可能。
ヨンパチでは熊本シナリオでなく秋田県シナリオで登場。おじさんが一人旅に行った拍子に阿蘇大橋バックで自撮りした(合成したような)写真が登場する。
阿蘇大橋として存在していたときから自殺の名所として有名だったようで、県もあれこれ対策を施していく中で自殺者を減らすことに成功したという過去があるため、心霊スポットとされやすい印象。崩落によりよりスポットとしての印象が濃くなったような気がする…。
おっぱい岩(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
おっぱい岩は天草郡苓北(れいほく)町に実在する直径2mの岩。熊本がっかりフルボイスシナリオ最初に怪奇スポットとして紹介。
干潮時じゃないと観ることができないという情報ありにつき巡礼の際は事前に干潮時刻をチェック。
通詞(つうじ)大橋の傍とゲーム中で紹介しているが通詞大橋はちょっと離れている。おっぱい岩巡礼の際は通詞大橋もセットでどうぞ(通詞島では野生のイルカも見えるらしい)。
油すましどんの墓(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
油すましどんの墓は天草市内に実在する墓。熊本県道34号のはずれにあり、周辺まで行くと、観光地としてのアピールなのか立て看板での案内もある模様。
歩ける距離のところに車が置けそうなエリアが確認でき、車での巡礼もできそうだ(そこが本当に駐車場かは不明)。
ゲーム中では首なし地蔵の画像が紹介されていたが、Google Mapでも同様の画像の投稿があった。夜に行くと結構気味が悪そう。
トンカラリン(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
トンカラリンは玉名郡和水(なごみ)町にある謎の洞窟(トンネル)。昔は内部の探索もできたが、今は安全確認が不十分という理由で一部トンネル内は立入禁止になっている模様。訪問の際は注意。
入口のひとつと思われるが、パッと見コレは結構広そうに見える
シナリオ内では、「どういう目的で作られたかわからない」という理由で怪奇スポットとして紹介している。詳しくは下記訪問者の記事を参照。
熊本公式観光サイト(下記)では小型車10台の駐車場があるとされているが、それらしきものは見当たらなかった。トンカラリンは、道の駅きくすいから徒歩約700mのところにあるため、(たぶんいいと思うので)車で訪問の際は道の駅で車を停めて徒歩が一番無難。
余談だが、道の駅きくすいはキャンプOK・カヌーもできる、と何かと利便性の高いサービスエリア。九州ヨンパチ巡りを企画した際の宿泊先候補として、鹿児島観光ホテル(現アパホテル鹿児島天文館)と並んでオススメしたい。
永国寺(熊本県、「熊本怪奇名所巡り」より)
永国寺(えいこくじ)は人吉市土手町にある曹洞宗の寺院。「幽霊が出た池」、「幽霊の掛け軸」などなにかといわくつきの寺院としてヨンパチ登場前から有名(らしい)。
が、ゲームでは「昔テレビで掛け軸の目が動いたってやってたけど、アレはやらせ。和尚さんも言ってた(ついでに池の幽霊もウソ)」と心霊現象を真っ向から否定する、おいヨンパチ、な内容になっている。
ただ普段展示されている掛け軸はレプリカで、本物を見せてほしいと頼めば見せてくれるというホットな情報も提供してくれたため、訪問者は一度和尚さんにたずねてみてほしい(本当かどうか確認する意味でも)。下記画像はおそらくレプリカ。
幽霊寺とも言われているらしい。
どっちにしろ、訪問者の評判(満足度的な意味で)は高いというのがGoogle Mapでレビューから伺えるので、熊本(九州)ヨンパチ巡りを企画する際は必ずリストに入れたい。
地獄極楽(大分県、「地獄極楽」より)
地獄極楽は宇佐市安心院町(あじむまち)に実在する寺院および洞窟。別名・桂昌寺(けいしょうじ)跡。「洞窟の中に地獄から極楽までのストーリーを表している」とのこと。詳しくは宇佐市公式観光サイト(下記)を参照。
シナリオとしてはゲーム内で何度も捏造することをほのめかしている捏造ライター(木村篤敏)が大分まで足を運んで取材に行ったが、担当者に心霊スポットであることを否定された挙げ句追い返されるという何とも言えないフルボイスシナリオで、ヨンパチの中ではハズレのほうと思うが地味すぎてネタにも上がらない県ではある。ちょっと九州フルボイスるるぶ斜め読みシナリオ多くないか?と思った九州在住プレイヤー多そう。
しかし、2020年に飯島多紀哉氏本人がヨンパチに関する制作秘話などを直々に語ったライブ放送を視聴した方のレポートによると、飯島氏本人が取材に訪れた際、管理者はノリノリで心霊スポットでもいいから取り上げてほしいという感じだったとのこと。実際に完成されたゲームを観て管理者はどう思っただろうかと想像すると思わずニヤけてしまう。
ただ神社・寺院系スポットが好きな方は一度訪れたくなるような歴史のある建造物だと思うので、気になった方は是非巡礼を。私も大分に行く機会があったら是非寄りたいと思う。
シナリオが始まってそうそう担当の者に心霊めいた場所ではないと否定される。じゃあホラーゲームで扱うなよと突っ込むのは野暮か
久峰トンネル(宮崎県、「モイドン」より)
久峰(ひさみね)トンネル(久峰隧道)は宮崎市佐土原(さどわら)町にあるトンネル。別名「コツコツトンネル」と呼ばれている。
他の県がぶっ飛びすぎてるがゆえに話題にあまり上がらないが、話聞いただけで終わりのクソシナリオ、「モイドン」でおじいちゃんが紹介する。
序盤こそ鹿児島県のモイドンを紹介するおじいちゃんだが、後半にグロな話を添えつつ宮崎の話(久峰トンネル)を紹介する
過去にトンネルの近くに精神病院などがあったとされ、その影響で心霊スポット扱いされている……というのが軽く調べた感じでの印象。2022年にGoogleカーが走ったようだが、Google Maps曰く「閉業」となっており、現在通れるかどうか不明。
シナリオ上ではモイドン(森殿)は植物(絞め殺しの樹)に宿る(悪い)神様のことだったが、現在ではその植物を祀る社のことを呼ぶようになったとのこと。そして久峰トンネルの傍に絞め殺しの樹があるとか。↓のやけに根っこみたいなのが生い茂っているのがそれなんだろうか……?
上西園のモイドン(鹿児島県、「モイドン」より ※シナリオは宮崎)
上西園(かみにしぞの)のモイドンは、指宿(いぶすき)市東方(ひがしかた)にある巨大な樹およびその周辺。鹿児島シナリオでなく、宮崎県シナリオ「モイドン」でおじいちゃんが紹介する。なおモイドン(植物に宿る神様を祀る社)は鹿児島県内だけで100近くあるとのこと(下記URL参照)。
あまりいい意味で祀られているわけではなく、関わると祟られるというネガティブな存在。あくまで迷信だとは思うが葉を1枚持って帰ることすらNG(シナリオ上のおじいちゃん談)とのことなので、持って帰った方いましたらご報告を(笑)。 下記URLでくわしく紹介されている。
ビジネスセンター鹿児島観光ホテル(鹿児島県、「幽霊ホテル」より)
ビジネスセンター鹿児島観光ホテルはかつて鹿児島市内に実在していた観光ホテル。2016年にAPAホテルに変わっている。
Wayback Machineで当時のウェブサイトの閲覧が可能(その後のドメインの経過を見ると、どうやら中古ドメインとしてアフィのペラサイトに使われた模様。afi-bか…久々に目にした(笑))。
私はこの記事作成にあたり多少検索をかけた上で「鹿児島観光ホテルは架空のホテル」と思いこんでいたが、もう少し調べてみるとヨンパチ発売当時普通に運営されていたホテルであることが分かり、正直引いた。
2020年に飯島多紀哉氏本人がヨンパチに関する制作秘話などを直々に語ったライブ放送を視聴した方のレポートによると、「当時の支配人からは許可を取ったが、その後その支配人が辞めてゲーム発売後に苦情が着た」とのこと。支配人は辞める前提だったから許可したのだろうか?いや、その支配人は実はゆうr
余談になるが↑の秘話では、ヨンパチ制作にあたり当初予定していたシナリオの文字数を相当数削られたことなど、ヨンパチがクソゲーへと着実に成り果てていく様が赤裸々に語られていたことようなので、だったら今こそ(仮)のないヨンパチを出そう!と思ったが実現は厳しいか。
とはいえ「クソゲーオブザイヤー2007に選ばれたアレ」という良くも悪くも泊の付いた作品…の続編となるので、実現すれば初動で多少は売れるのではないかと思ってしまうが、このご時世で「ホラーサウンドノベル」なんてジャンルがウケることはないのだろうか…。
ということで、鹿児島に観光の際は鹿児島観光ホテル(現:アパホテル鹿児島天文館)へ。詳細・予約は公式サイトをチェック。
指宿スカイライン(鹿児島県、「ホッピングばばぁ」より)
指宿スカイラインは鹿児島市から指宿(いぶすき)市にまでに至る道路(県道17号)。一部分をのぞき有料の道路。
サラリーマン(神田堤造)が指宿市に営業に行く際に使用しようとした(そして表題のホッピングばばぁ登場の末結果的に死亡)。
試しにGoogle Mapで鹿児島北IC付近から池田湖までのルートを検索したら、指宿スカイラインを通るより海沿いの国道(226号)を通るほうが最善と出た。必ずしも時間短縮のための道路とはいえないのかもしれない。
鹿児島発の場合、指宿に向かうときよりも西にある枕崎市に向かうときの方が需要がありそうな印象。
池田湖(鹿児島県、「都市伝説家族 イッシー編」より)
池田湖は指宿(いぶすき)市内にある淡水湖。直径約3.5kmと非常に巨大。
ゲーム上では、サラリーマン(神田堤造)がイッシーを釣り上げるためのエサとして気色の悪い家族(小路山一家)に利用されて死亡するグロシナリオで登場する。
実際に「謎の生物を見た」という目撃情報があり、イギリスのネス湖で目撃された未確認動物(ネッシー)にちなんで「イッシー」と名付けられた。Wikipediaによると、初見は1961年とのこと。つまり「イッシー」はヨンパチサイドがノリで作ったキャラクターではない。
巨大ウナギ説やハクレンの群れ説が濃厚とのことだが、湖が濁っていて中を撮影できないらしく、証明には至っていない。
ヨンパチマニアなら、指宿市に行った際には是非寄ってみたい。
おまけ:準聖地的場所
厳密にはゲームに登場してないものの、関連のありそうな(こじつけレベルのものもあり)聖地をピックアップしました。
善宝寺(山形県、「人面魚」より)
善宝寺(善寳寺、ぜんぽうじ)は鶴岡市下川関根(しもがわせきね)にある寺院。
曹洞宗の寺院で毎日読経が行われており、祈祷に訪れることができる。入浴・精進料理つきで朝一の祈祷を受けることができる一泊プランもあるとのこと。
興味のある方は下記公式サイトで。私は寺の少し東にあるラーメン屋「善」が気になる。
実際ヨンパチ内で寺の名前は出ないが、検索したらすぐに寺の名前、そして人面魚が泳いでいる貝喰池(かいばみのいけ)が挙がってくるくらいには有名だったため紹介。実際ブームが起きたのは1990年で2019年の産経新聞の記事ではまだ存命とのことだが現在は不明。
きれいなおねえさんが突然「山形と言えば人面魚だよね」というノリで人面魚について語るフルボイスですらないがっかりシナリオ(一応ミニゲーム形式)。BGMにはカノンチックなコード進行にアレンジされたヨンパチメインテーマが流れる
医療法人社団永生会 永生病院(東京都)
医療法人社団永生会 永生病院は東京都八王子市にある病院。
具体的にゲーム内で永生病院とわかる画像や発言はなかったが、スタッフロールの「撮影協力」の2番目に登場しており、ゲーム内で永生病院内外の画像が使用されたのではないかと思われる。
撮影協力で一番最初に登場するリスト。2段目に「医療法人社団永生会 永生病院」の文字列が確認できる。
病院の画像が登場する主なシナリオとして、埼玉県(黒百合総合病院)やあなたシナリオ最終話などが挙げられる。
神奈川県立三崎高校(神奈川県)
神奈川県立三崎高校(旧三崎高校)は、三浦市に実在していた高校。廃校後にドラマ等のロケ地として盛んに使用された。
2016年に老朽化にともない解体され、現在は跡地に三浦市民交流センター・ニナイテとベイシア(スーパーマーケット)が建設されている。
- エンディング画面の撮影協力に旧三崎高校での撮影を当時多く担当していた「みうら映画舎」の名前があること
- 千葉県シナリオでたまに映る校舎の形状が旧三崎高校の校舎と似ていること
- 校舎前の駐車場とされる地面に車椅子専用(駐車場)のロゴがある点
- 校舎入口の校門の赤レンガ(?)の石垣のデザインが下記URLに掲載されている画像と一致していること
の4点から三崎高校で撮影された画像と判断。特に決め手はレンガ。
四階建ての校舎と窓ガラスの形状がネットで検索できる旧三崎高校のものとほぼ一致している(窓なんてだいたいどこも一緒だが)。車椅子専用駐車場と思われるロゴは三崎高校校舎前の駐車場に表記してあるようなので、この点の一致は大きい
画面右に映る赤レンガ(と思われる石垣)と旧三崎高校の校名プレート側の石垣の造りがほぼ一致、ついでに地面の色の違いについても概ね一致していることからおそらく三崎高校の画像だと判断した
ざんねんなのは既に三崎高校は取り壊されているということで巡礼しようがない点。ヨンパチマニアを自称する方はぜひベイシアでお買い物を(笑)
ひとつ懸念として、みうら映画舎公式サイトの撮影実績にヨンパチがどこにも見当たらない点がやや気になる。写真を撮っておしまいの関係だったから入れてないのか、はたまたヨンパチサイドが写真(画像)をもらっただけという可能性もありそう。
純米酒バー 夜行列車(東京都?)
純米酒バー 夜行列車は日本国内に似た店名が数点あるものの、第一候補として東京都内に存在する。これも永生病院と同じくスタッフロールの「撮影協力」で登場した。
撮影協力で一番最初に登場するリスト。4つ目に「純米酒バー 夜行列車」の文字列が確認できる。
画像として登場したのであれば東京都シナリオで修チン(小日向修)が仲間と飲み会で飲んでいた居酒屋がもしかしたらコレなのではないかと考えている。また、福井県シナリオでも主人公(加藤雅晴)が営業相手(神田堤造)に妻のことについて相談しているシーンがあり、その背景画像がもしかしたら…と考えているが、定かではない。
候補画像1(東京シナリオより)
候補画像2(福井シナリオより)。コッチのほうが「居酒屋バー」感はある
ヨンパチスタッフが発売記念に打ち上げで使用したとかそういうのではないと思いたい
遠野ふるさと公社 伝承園(岩手県)
遠野ふるさと公社 伝承園は岩手県遠野市に存在する博物館。シナリオ上では一切登場しないがスタッフロールの「撮影協力」で登場したため準聖地として登録。
撮影協力で一番最初に登場するリスト。一番下に「社団法人 遠野ふるさと公社 伝承園」の文字列が確認できる。
昔(明治・大正あたり?)の遠野の人々の暮らし・生活文化を後世に伝えるという目的でつくられた。巨大な茅葺の家など、園内に入るとまさに昔にタイムスリップしたかのような気分を味わえそう。
おそらくシナリオとして伝承園に関連する何かを入れる予定だったが、制作元(バンプレスト?)にシナリオのカットを命じられなくなくカットすることになった無数のシナリオのひとつと考えられる。
その結果、岩手県シナリオはほとんど画面が真っ黒のミニゲームだけというざんねんな県になってしまったのだが…
青柳総本家(愛知県)
青柳総本家は、ういろうなどをメインに製造・販売する製菓業者。本社は名古屋市守山区。2023年3月時点で名古屋市内に4店舗、東京浅草に1店舗展開中。
青柳総本家自体はヨンパチに登場しないが、東京シナリオ「犯人は誰だ!」で相沢編集長のお気に入りとして紹介され、シナリオの成否に大きく関わってくる存在「五色の蛙まんじゅう」がおそらく青柳総本家の「カエルまんじゅう」と考えられるため、準聖地として登録した。
青柳総本家公式サイトなどで販売ラインアップを調べたところ、「五色のカエルまんじゅう」なるものは販売されていないが、「こしあん」「さくらあん」「つぶあん」「おいもあん」「チョコあん」の5種類のあんが存在する模様(こしあんのみ常設、その他は時期に応じて販売)。
とはいえ、「カエルまんじゅう」のネーミング、「5色」と「五種類のあん」という共通点しかないため、もしお店で買ってもヨンパチのことをスタッフに尋ねないことを推奨したい(笑)
なお、「撮影協力」などエンディングには一切登場しないため、全くの無関係の可能性もある。適当に「五色の蛙まんじゅう」というのをでっちあげた結果、偶然カエルまんじゅうと被ったという可能性は否定できない。