険道を走るために北上したら、偶然にも観ものを迎えていた高原を通過したのでレポートします(笑)
この記事を掲載する頃にはもしかしたら最盛期を超えているかもしれませんが、機会があったら是非一度行ってみて欲しいと思えるくらいには絶景が広がっています。
また、高原周辺をバイクで走ってきたのでそちらもレポートします(一応こっちがメイン?)。
秋の砥峰高原はススキが観もの!
僕が砥峰高原に行った目的はススキを見るためでなく、「険道っぽいから面白そう」という理由で県道39号へ走りに来たので、砥峰高原の存在は通る瞬間まで知りませんでした。^^;
もちろん読み方も知りませんでした。砥峰は「とみね」と見せかけて「とのみね」です。
砥峰高原に着いたら誰が見ても「oh…」と驚く絶景が広がっています。
僕も日常では見ることのできない光景に思わず立ち止まってしまいました。
黄金に輝く高原。beautiful.
写真ではいまひとつ感動が伝わらないと思いますが(やっぱり実物を見るのが一番オススメ!)、あたり一面すすきが広がっており、この高原だけ黄金色に輝いています。
砥峰高原詳細
砥峰高原は標高約800~900mに位置する、総面積約90ヘクタールの高原です。
夏は大草原、秋はススキが満開になります。
3月には山焼きというイベントがあり、高原が炎に包まれるようです。
※神河町公式サイトより引用
冬場は周辺の道が通行止になるため行けないようです。
ススキは10月下旬~11月上旬あたりが観ものらしく、偶然にもドンピシャのタイミングで行くことができました。
何かと使われる砥峰高原
砥峰高原は様々な映画やドラマで使用されたことがあるようです。
- ノルウェイの森(映画)
- 平清盛(大河ドラマ)
- 軍師官兵衛(大河ドラマ)
官兵衛はわりと序盤の戦で高原っぽいシーンがあったような……
砥峰高原への推奨の行き方
砥峰高原へは神河町方面から行くのがオススメです!
砥峰高原に行くには、国道29号(R29)側の宍粟市方面から行くルートと国道312号(R312)側神河町方面から行くルートの2通りがあります。
どちらにしても県道39号(r39)を通るのですが、宍粟市側から行くと、県道39号の「険道ゾーン」ともいえる宍粟市と神河町の境を通ることになります。
神河町方面からのルート(神崎南ICから)
宍粟市方面からのルート(山崎ICから)
僕はバイク走行かつ険道(酷道)愛好家だったから気持ちよく走ったものの……(笑)、こんな道車で通るところじゃないです。
車で行く予定だったら必ず避けてます。
宍粟市側から砥峰高原を目指すと通るルート。なかなかにワイルドで道は狭い。最悪のタイミングで対向車が来たらかなりマズい……
ただ、走行当日が土曜日だったこともあって、実際に走っている車が何台かいました(危険なのを承知で行ったかはさておき……)。
が、1車線分の幅しかない道路、足元を取られる落ち葉や小石(水たまりもある)、ハンドル操作を1回ミスったら崖から谷へドボンのハードモード設計など、マジで危険です。
途中で落石があって通れないとき、Uターンできずひたすらバック…ということも想定できます。
傾斜の強い道を通るだけの神河町側ルートのほうが圧倒的に楽なので、砥峰高原に行く際はR312(→r404)→r39のルートを推奨します。
神河町側からのルート。斜度10%はまあまあ急。
砥峰高原周辺ツーリングレポート
ここからはツーリングレポートです。
県道ですらない道で番号が割り振られてないので、Google Mapを頼りにルートを説明します。
走行ルート
高原をスタートして南下し、県道39号の市境ではないもう一つの神河町-宍粟市の境へ向かいます。
その道中で舗装が途絶えており、オフロード走行が可能です。
市境で折り返した後はさらに南側へ降りたのち太田池方面へ。
その後は下りを駆け下りてr39に合流…というルートです。
総ルートで所要時間40分前後のコースです。
↑のGoogle Mapでは約3時間と出ているかも知れませんが、バグだと思います^^;
砥峰高原駐車場→宍粟市一宮
スタート直後は高原のススキが一面に広がっていてキレイです。その中を通る感じです。
右側のススキゾーンの中は入れます(歩いて)。左側は駐車場。
走行中はバスが対向側から来るかも知れないので、正面衝突に気をつけて走行してください^^;
バス遭遇(1回目)
2回目の遭遇。プロの匠のハンドルさばきが問われる狭さ。
あとわりとハイカーが元気に歩いてますので、その点も注意です。
駐車場からだいぶん離れたところにもいたので元気だなと……^^;
駐車場から離れると上り道が続きます。
分岐手前。地面に大きく方面を示してくれる。市境に行くには直進。
分岐
うねったカーブが続く
突然斜度10.9%の急勾配が出現。
分岐で直進し、少し進むと舗装が途絶え砂利道になります。
テカっててわかりにくいですが、ちょうど横線の先からが未舗装の砂利道に。
砂利道。普段と違う感覚。リアが滑る。
やっとFTRの本領が発揮できます。なんのためにオフロードでも走れるタイヤを装着してるのかって話です。^^;
とはいえ走り慣れてないため、ビビり倒しのゆっくり走行ですが……それでも楽しいですね。
砂利道が始まってから1分半と経たないうちに市境に到着します。
右手に小さく見える市境を示す看板
神河町川上から宍粟市一宮町福知へ
市境にはわりと新しい看板が出迎えてくれます。
ちなみに、Google Mapはこの少し先で道が途絶えてるかのような表記になってますが、このあとも約9.5kmほど道が続いています。
Google Map(Androidアプリ)のキャプチャ。破線が市境。白線が走行可能ルートだけど、実際はもっと先まで走れる。
道はこのあとも続く(未舗装路だけど)。
今回は時間とガソリンの都合上市境で折り返しましたが、冬が明けたあとくらいにまた行ってこようと思ってます。
何やら通れそうな道があるが木が倒れてて塞いでいる。
↑の道は通行禁止らしい。
宍粟市一宮→太田池
来た道を分岐まで引き返して峰山方面へ進みます。
人工物がほとんどない山道の中を気持ちよく走ることができます。
序盤は平坦な道が、県道8号方面との分かれ道を左折してからは下りが続きます。
下り続きの道はクラッチを切っても、位置エネルギーだけで駆け下りることができます^^;
分岐まで戻って右折したところ(峰山方面へ)。ハイカーがあちこちで歩いている。
ここもススキがいっぱい
分岐。直進すれば県道8号と合流できる。今回は左折。
テントを広げてキャンプをしている方も。
下りで車と遭遇。
分岐。真ん前には池が広がっているものの、ここからは全く見えない。
太田池→r39近辺
ここから基本的にひたすら下りとなっており、駆け下りる楽しさがあります。
カーブが多く、有りえないとは思いますがハンドル操作をミスったら崖から落ちるところとかもありますので、スピードは控えめに。
電池、録画容量ともに少なかったため最後の直線のみ撮影。この区間はほぼ下りで気持ちがよく、今までとはまた違う楽しさがあってオススメ。
さいごに
神河町付近は走ってみたくなる道が満載でいいですね~。
問題はそこまで行くのにやや時間がかかるという点しょうか。
下道だと神戸市からでも2時間はかかります。
金に糸目を付けないなら、中国道や播但連絡道路を駆使していくのが最速ルートです(中国道は高い……)。
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では~