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兵庫県道(≒険道)バイクツーリングおすすめルート集 in 2018

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管理人在住の兵庫県は、ツーリングネタの宝庫だと思ってます。

日夜Google Mapで面白そうな道を探して、見つかったら走ってきて周辺にあるラーメンを食べて帰るのが好きです。^^;

この記事では、そんな僕の兵庫県道に限定したオススメのツーリングルートを紹介したいと思います。

当サイト内でごちゃごちゃになってるツーリング記事を近日中にまとめようと思っています(目標:2021年5月中予定)、それまでは当記事をお楽しみください。
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険道ツーリングの特徴

※オススメルートを見たい場合はコチラをクリックすると移動できます。


タイトルにもありますが、この記事ではいわゆる「険道」と呼ばれる道路を紹介しています。

険道をバイクでツーリングするとなると、だいたい以下のようなパターンであることが多いです:

ソロツーリング or 少人数向け

1人、ないしは2, 3人でツーリングするには最適なルートが多いです(3人が限界かな……)。

いわゆる10人を超えるような規模で走るマスツー(マスツーリング)向きのルートではありません(行ってもいいのですが、趣味に合わないと思う人がひとりは現れると思われます。アメリカン系のバイク乗ってる系の人は特に)。

ワイルドな道

自然の猛威によって地面に木片や石ころが散らばってたりコケが生えてたりしています。

道路にコケの最高峰はコチラ(県道509号

でも、「県道」なので舗装はちゃんとされてます(ごく一部例外あり)。

そのため、オフロード系のバイク・タイヤでなくても走行は可能です。

大自然あふれる、一見ファンタジーの世界に入り込んでしまったような感覚が味わえます。

日常から少し離れた一時を過ごしたい方は是非険道ツーリングを(普段からこういうところに住んでる人にとったら、ただの日常かもしれませんが……^^;)。

※↑の映像は兵庫県ではないのですが(京都府道)、平成30年に撮影してるのに、過去にタイムスリップしたかのような雰囲気を感じませんか?もっと言うと「異次元に突入した」かのようなそんな感覚を味わえるのが険道の魅力……と思ってます。

多少のライディングスキルが問われる

無線でワイワイ喋りながら」というよりは、「バイクを操縦することだけに集中できる」ような、(普通の道と比べたら)若干危なめなルートも一部含まれています。

二輪車なのにラインが一本しか取れないような細い道路あまり傾けすぎるとスリップ必至な路面なども時には通ります。

そのような道に相対したときにどうすればいいか……ある程度頭の中にインプットされている必要があります。

ぶっちゃけ、速度を極限まで落とせばなんとかなります(笑)。
ただ、急な坂で速度を落とすと、速度がマイナスになるという危険性も伴うので要注意。

とはいえ、本当にヤバイところはガードレールが基本配置されていますので、どっかの酷道みたく「落ちたら死ぬ!」というほどではないです(たぶん^^;)。

バイクを右に左に振って、スロットル回して、ブレーキ踏んで、クラッチ握ってシフトチェンジして」…という操縦大好きな人には向いている道が多いと思います。


以上まとめると……

・少人数向け
・ワイルド
・運転メイン

な感じのルート、それが険道バイクツーリングの特徴です。

管理人走行済、兵庫険道オススメルート

険道の特徴を紹介したところで本題に入ります。

実際に走行して、イイね!と思った険道を順番に紹介します。

県道301号線(篠山市)

国道372号線と国道9号線の間に位置する県道で、多紀連山自然公園の中を通る県道です。

多紀連山県立自然公園の看板を通過して間もなくの景観。車一台分の車線に。左上の看板にも注目。

「ここから危険区域」という分かりやすい標識。険道ポイントは高め。

そこそこの長さ、バイクだと安全圏な車幅、初心者にもオススメできる険道

険道と言えそうなゾーンは、↑の「ここから危険区域」の看板から、峠を超えて県道300号に合流するあたりまで続きます。

険道と呼べる区間が長いため、片道だけでも20分前後楽しめます。

峠に差し掛かる前の坂。道幅が広く、対向車が来ない限り中央付近を走っていれば無難に通過可能。

一部の道は狭いですが、基本的には車がすれ違えるような道幅になっているため、初心者でも通ることができると思います。

往復するのもありですが、この先にもっと険道感満載な道があるため(県道509号線)、そちらに行くのもオススメです。

県道509号線(篠山市)

過去に通った県道で面白かったところを挙げてと言われたら、まずこの県道509号線を推します。

県道509号の全貌

地図を見て面白そうだな~と思って軽い気持ちで行きましたが、県道509号線はかなり危ないです(笑)。

とりあえず免許取り立ての初心者にはおすすめできません。

また、強い雨が降った直後に通るのもリスクがありそうです(土砂崩れなどの可能性があるため)。

どれくらいヤバいかがなんとなく伝わる一例

県道509号の端と端をGoogle Mapで選ぶと……

おそらく、県道97号を推奨ルートとした画面が出ていると思います。

県道509号を通れば物理的に近いのに、わざわざ遠回りの道を推薦しているかと思います。

…というところからも県道509号がどんな道かが伝わってくるかと思います。

いきなりクライマックスで、終盤まで続く険道

県道301号線を走ってそのまま流れで行ったのですが、出だしから↓です。

「あっ、これ通ったらアカン道(私道)なんじゃない?」と勘違いさせる道の細さ。

まだこの辺は森の中に突入してない分視界も広く安全ですが、奥に入ると「数年間誰も通ってないんじゃ……?」と疑いたくなるようなコケや、「トラップか」と突っ込みたくなるような石ころがゴロゴロ転がっています。

コケ(記事の冒頭でも紹介)

中盤のつづら折りゾーンもなかなかにヘアピンカーブがきつくて、油断して突入したらコケるかもと感じさせるほどのものです。

つづら折りゾーン

その分険道感は指折りで、異世界感もあります。

冬場はもしかしたら通れないかもしれませんので(積雪などによって)、春から秋にかけて通ることをオススメします。

県道367号線(神崎郡神河町~朝来市)

次は、神河町と朝来市の間に位置する、県道367号線です。

県道367号線の全貌。南側(県道8号側)から北上する場合、序盤は至って普通の県道。信号が全然ないため、ツーリングにはもってこい。

県道8号側から通ると、序盤こそ普通の県道(普通のツーリング向けともいえる道路)という感じになってますが、中盤に分岐から様相が変わり、険道っぽさが突如現れます

険道ゾーンは途中の分岐から

分岐から峠までと、峠から国道429号との合流付近までが険道ゾーンです。

峠を超えてからの下りはそこそこ急なので要注意です。エンブレをかけて加速させず、定期的にブレーキをかければ楽に降りられます。

険道ゾーンは↑の区間。

急な坂に、県道と呼ぶには相応しくないような細道。実に険道っぽい。

峠に向かう途中の景観。ガードレールはなく、山の中に舗装路1本通っているだけの道。

下りもやっぱりガードレールは少ないので要注意……

坂がやや短い……?

市境にもなっている峠

ふもとから峠に登っていくところが険道ならびに峠ツーリングの楽しさの1つですが、分岐地点から峠に到達するまでが少し早いのがマイナスポイントです(5分くらい)。

朝来市入りからの下りもそれなりに楽しめますが、もうちょっと登りたいなというのが実際に走ってみての感想です。

ただ、それなりに面白いので、近くを通る際は一度どうぞ。

国道429号は、酷道でお馴染み(?)の青垣峠を通る国道です。
県道367号とセットでツーリングするのもありだと思います。

青垣峠(国道429号線)

県道39号線(神崎郡神河町~宍粟市)

砥峰高原の景色がキレイな県道39号ですが、砥峰高原から宍粟市に向かう道はなかなかの険道ぶりを発揮しています。

県道39号線

県道39号の全ルートは↑の地図の通りです。特に生野市付近は険道感はなく、普通のツーリングルートとして楽しめると思います。

生野~神河町までのルートはこんな感じ

長谷駅を過ぎて長谷ダムの横を通過したあたりから、険道っぽさが徐々に出てきます。

左に見えるのが長谷ダム(の外壁)。大きい……

砥峰高原までのルートはそれほど

まあまあ険道っぽいゾーン。普通に楽しいのは楽しい。

急な上り坂。もう少し行けば砥峰高原に到着。

ダムの横を通過してからの上りは険道っぽさがなくはないですが、道幅もそこそこあり、また交通量も多いため険道感が損なわれている感があります。

個人的に、険道はもうちょっと殺伐としていて欲しいという念があります(笑)。

ということで、ツーリングとしては普通にオススメですが、JR生野駅から砥峰高原までは普通のツーリングルートというくくりです。

メインは砥峰高原を越えてから

険道ゾーン。行くときは昼間に通ることをオススメします。夜はマジでヤバそう……

僕は11月に行ってきましたので、砥峰高原がススキで溢れかえっていて黄金色に輝いていました。

砥峰高原。これはキレイ!

でもそこを通過するといきなり闇の中にはいったかのように暗い道が続きます。

※昼間の映像です

天気が良いはずなのに、木々が太陽の光を遮っており、そこはかとなく暗い世界観が広がっています。

天気がいいのに路面が悪い。濡れててしかも葉っぱが散らばっているので滑りやすい。

宍粟市との境。他の市境とは違って山の中で迎える。

神河町と宍粟市の市境は、他の峠越えと少し雰囲気が違って危険な雰囲気が漂っています。

昼間でこの雰囲気だから、夜中に行ったらもうホラーでしょうね(街頭もなさそうだし)……^^;

このあたりで車と車がすれ違ったらどうすればいいんでしょうね、ホント。

この岩とかぶつかったらマシン大破ですよ^^;

県道8号線(宍粟市~神崎郡神河町)

県道8号線は下記マップ以外のゾーンもありますが、険道ツーリングというジャンルの中ではこの区間に注目です。

県道8号線のうち、国道29号と312号に挟まれている区間が↑。

宍粟市側(R29)から入ると、序盤は民家もぽつぽつ視界に入ってくる住宅街(?)ですが、中盤からが楽しいです。

特に峠(坂の辻峠)前後のルートはとってもワイルド感があってオススメです。

険道ゾーンはだいたい↑の区間。峠らしいつづら折りが続いている。

国道29号線から県道8号線入りして間もない場面。まだこの辺は普通(?)な道。

中盤から「普段から手入れされてない」感のあるワイルドな景色が広がる。

坂の辻峠の市(郡)境。ここから急下り。

R312に合流するのもよし、砥峰高原に向かうのも良し

坂の辻峠を越えて、そのまま国道312号線に向かうのも良いですが、時間に余裕がある場合、下りの途中で北上するルートがあって、このルートもなかなか楽しいです。

県道8号から砥峰高原へのルート ※このルートは未走行ですが、砥峰高原周辺は走行済です

国道でも県道でもない道路なのでなんと呼べばいいのか分からないのですが、この道をそのまま行くと砥峰(とのみね)高原(県道39号線)にまでつながっています。

そして、県道39号線も宍粟市に向かう道中が県内屈指の険道のため、県道8号→砥峰高原→県道39号というツーリングプランはありだと思います。

県道292号線(丹波市)

県道292号線(の一部)

県道36号から丹波方面へ抜ける際に通る県道292号線も険道っぽい道の1つで、オススメです。

圧倒的に距離が短いのですが、県道292号線の世界観はなかなかだと思います。

例えて言うなら、となりのトトロの世界観に入ったような錯覚に一時的に陥る感じでしょうか(理解して頂けるかはわかりませんが……)。

「雰囲気」は結構上位に入る険道かも。

その感覚がとても気持ち良いので、短時間のルートではありますがおすすめです。

県道36号側から行くと、最後にオチも待ってますので、それも期待して行ってみてください(↓の記事を見るとネタバレがあります)。

県道36号は峠越えが楽しい

県道36号も険道であることを期待したのですが、こちらは険道感は薄いです。

ただ、片道1車線の中を登ったり下ったりするため、県道292号に行くルートとしては悪くないかなと思います。

篠山市から丹波市に一時的に入る時の峠付近は峠ツーリングとしては普通におもしろいルートだと思います。

国道175号線から県道36号に入って292号へ…というルートはオススメのルートの1つです。

R175→r36→r292のルート例。僕はこれで行きました。

県道557号線(赤穂市)

県道557号の全貌。

国道250号側から国道2号側に北上する道の1つが県道557号線です。

多くの人はこの道以外を選択するかも知れませんが、赤穂からR250→R2に行くにはこの道が最短かなと思います(R2のどこに行きたいかによりますが…)。

まぁあえて通る道ではない、マニアックな道かもしれません(笑)

県道557号線進入前の看板。大型車は通行無理なレベルということで、どちらかというとバイク、自転車向きな道であることがなんとなく分かる。

大型車通行不可開始ゾーン。さりげなく右側に「ここより大型車通行不能」という看板が。険道ポイントとしては加点要素(笑)

険道っぽさを生み出す道路のコケ。

サイクリングしている人もいるので、追い抜き時は要注意(接触と落下に注意)。

木と葉でできた自然のトンネル(そうでもない?)

険道っぽさが強いのは序盤(国道250号側)で、後半にいくにつれ普通の県道感がでてきます。

時折通行止めになってたりしますので、行こうとするときは事前に通行止め情報を取得してから行ってください。

険道っぽさを感じられる範囲は↑の区間。そこそこ長め。大型車走行不可ゾーンでもある。

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いうほど険道じゃないけど、それなりに楽しい兵庫県道リスト

険道と呼ぶには少し要素が薄いものの、ツーリングロードとして楽しめる県道もいっぱいありますので、一部ピックアップしました。

県道16号線(神戸市~西宮市)

険道っぽさをそれほど考慮しなければ、兵庫県屈指のツーリング(ドライブ)ロードといえば、県道16号(西六甲ドライブウェイ)かなと思います。

国道428号からの合流~六甲山頂へ向けてのルート、六甲山頂から西宮方面への下り…

どこを抜き取っても楽しめます。

もちろん西宮側からスタートしても同様に楽しめます(往復でどうぞ)。

西六甲ドライブウェイ入り直後。序盤の序盤は高校とかがあるものの、そこを過ぎれば森と道だけになる。

カーブの連続で、撮影した動画をみたら酔うレベル(運転してるときは感じないけど…)

六甲山頂にある一軒茶屋。利用者はライダーよりもハイカーが多い(というか、ライダーはほとんど利用しない?)。

夜の六甲。前に車にいるから明るいものの、いなかったら街頭が少ないゾーンが多くて結構暗くて危険(で楽しい^^;)

ガチ勢との巻き込まれに注意

県道16号は、たまにマジのガチ勢がオラオラ走っていることがあります。

対向車が少しでも中央線をはみ出してきたらえらいことが起こりそうなくらいインをリーン・インで突いているバイクも見かけます。

まず後から迫られたら、ウィンカー出してさっさと譲るのがオススメです。

県道16号は「険道」……?

ただこの県道16号、山道をくねるから楽しいという反面、常に車線が確保されているなど険道っぽさは薄いです。

時間帯によっては交通量が多いのも険道っぽさが削がれる要因ともいえます。

県道8号線(神崎郡神河町~多可郡多可町)

このルートは先日車で走ったばかりのルートです(多可郡側から)。

R427からr8入りすると、序盤はどこにでもありそうな対向車線の県道ですが、山の方に入っていくと王道(?)のツーリングルートと化します。

※車で撮影したトンネル入口

富坂トンネルを入って抜けると神崎郡入りし、それまで上り中心だったルートが突然下りに変わります。

スピードの出しすぎにはお気をつけください。

まとめ

いろいろと挙げましたが、現在最もオススメなのは……

最もオススメ!県道509号
次点:県道39号

という状態です。

さいごに

※↑県道442号(兵庫県たつの市)

今回挙げた道以外にも面白い県道はあります。

過去に通ったことがあるものの映像がない険道も多く、「あの道どこだったっけ?」っていうのもあるので、再び行ったら紹介したいなと思っています。

兵庫県の特に中部から北部は自然にあふれているので、今回挙げたようなタイプの険道がきっとわんさかあると思われます。

こういう道自分も好きなんだよね」という方は是非一度行ってみて自然を体感しつつ、バイクを乗りこなす喜びみたいなのを味わってきて頂ければと思います。

険道に行かれる際は、路面や天候に注意して気をつけて走行してください。
この記事を通じて実際に行って事故に遭われても、当方は一切責任を負いかねますので、自己責任でお願いします。

道路情報の確認を!

ワイルドであるがゆえに、大雨な台風などが通過した後は車線規制が敷かれたり最悪の場合通行止めになっている可能性があります

そのため、出発前日のうちに、通行止め規制がかかってないかチェックすることをおススメします。

兵庫県ならびに各都道府県の通行止め情報は、日本道路交通情報センターで確認できます:

リンク:http://www.jartic.or.jp/

※トップページに表示される日本全図に表示されている都道府県(例:兵庫)をクリックして、表示されたページの「規制一覧」タブをクリックすると国道・県道の規制情報が確認できます。

2017/8/1時点での兵庫県交通規制一覧。国道173号はいつになったら全線開通するのだろう……